合同会社子ども時代は、6月14日に『デジタルおしゃぶりを外せない子どもたち』を刊行いたします。
翌15日、デンマークでデジタル中毒(スマホ、ゲームなど)の子どもたちのカウンセリングを行ってきた心理士である著者によるオンライン・イベントも開催いたします。
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合同会社子ども時代(埼玉県富士見市、代表:田中 玲子)【会社HP https://barndombooks.com/ 】は、2022年6月14日に『デジタルおしゃぶりを外せない子どもたち』を刊行いたします。
刊行を祝し、6月15日(水)20時~21時半に著者によるオンライン・イベントも開催いたします。イベントの前半は、デジタル中毒(スマホ・携帯依存、ゲーム依存など)の子どもとその親のカウンセリングを行ってきた著者のウッラ・デュアルーヴ氏が講演をします。後半は参加者からの質問に著者が答えます。
どうぞ奮ってご参加ください。
【イベント・ページ https://barndombooks1.peatix.com/ 】
(『デジタルおしゃぶりを外せない子どもたち』概要)
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(上記は本書告知用漫画)
デンマークで心理士として働く著者は、近年、デジタル世界とどう付き合えばいいか悩む親子の声を頻繁に耳にするようになってきた。せっかくの家族団欒の時間に、ゲーム機や携帯電話の画面をのぞき込んでばかりいる子、SNSに投稿した写真や動画の反応が気になっていつも上の空で、家族とろくに口をきかない子、ゲーム依存に陥り、部屋に閉じこもって不登校になる子……。
「電源を切ってしまえばよいじゃないか」と世間の人々は言うのかもしれないが、ことはそう単純ではない。子どもたちの多くが、学校の授業や家での宿題にタブレットの使用が必須になってきている今のデンマークでは、デジタル機器の使用を禁じるのはかつてほど容易でなくなってきているのだ。
子どもたちがデジタル世界に興味を持つきっかけとなっているのは実は親であると著者は指摘する。親が1日に何度も画面をのぞき込む様子を目にしながら育った子どもたちが、「あれはとても面白いものなんだな。もしかしたら自分たちより大事なんじゃないか」と思うのも無理はない。
さらに著者は、わが子をデジタル機器で遊ばせたままにして、その子がデジタル世界上の何に興味を持っているのか、知ろうとしない親が増えてきている、と警鐘を鳴らす。
子どもたちのデジタル・ライフに親が興味を持ち、ともにわくわくしながら会話し、楽しみ、子どもの心に寄り添うにはどうしたらよいのか、ICT教育先進国デンマークの心理士が実例とともに示す。
(著者・講演者プロフィール)ウッラ・デュアルーヴ
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1966年、グリーンランドで生まれ、小学2年生の時にデンマークに移り住む。異なる文化に適応するのに苦労したり、12歳の時に父親が癌になり亡くなったりしたことで精神的に不安定に。その時、学校の先生から誤解されたり、耳を傾けてもらえなかったりした経験から、困難な状況にある子どもと対話し、子どもの視点から世界を見つめる大人になりたいと心に決めた。
1999年に大学の心理学部を卒業後、スクール・カウンセラーに。2006年、カウンセリング会社を共同設立。講演、カウンセリングなどを行っている。
2013年、デンマーク国営放送のドキュメンタリ番組『制御のきかない若者たち』に、2016年、『遅すぎることはない』に出演、監修。
さらに2019年に出演、監修した番組『デジタル・メディアが家族を支配する時』に対し、教会&メディア功労賞を授与される。同番組の中で、コンピュータ・ゲーム依存の13歳の男の子や、ソーシャルメディアで常に友達とつながっていることにストレスを感じているティーンの女の子、iPadでしょっちゅう1人遊びしている小さな子どもたちが健やかな家族生活を取り戻すサポートを行った。
2014年、『子どもたちのパイロットになろう』で作家デビュー。2015年、『プロのハグ――専門家の皆さんへ』『巣立ち――大人になる手助けをする』(いずれも未邦訳)、2018年、本作『デジタルおしゃぶりを外せない子どもたち』を発表。
子どもたちには声に耳を傾け、心と体の両方を抱きしめ、穏やかかつ分かりやすく道を示すことで、健やかな成長を助けてくれるパイロットのような大人が必要と考えている。自身の活動を通し、子どもたちの声なき声を世の中に届けたいと願っている。
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