一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(東京都港区、代表理事:志村季世恵)は、視覚障害のある社会人および大学生・大学院生を対象に、多様な視点を社会に活かすための育成プログラム「ダイアログ・イン・ザ・ダーク アテンドスクール」を、2026年2月より開講します。
本プログラムでは、コミュニケーション研修・ワークショップや多様性理解研修に加え、社会課題や人材・組織開発に取り組む企業や専門家を招いた講義を含む、全11回のプログラムを予定しています。
本スクールでは、「見えないからこそ生まれる視点」を、特定の能力や特性としてだけではなく、「社会の前提や価値観を問い直す力」として捉え、視覚障害者が主体的に社会と関わり、対話を中心とした中で変化を促す力を育みます。社会課題や人と人との関係性、組織やサービスのあり方を見つめ直し、当事者自らが社会の担い手として変化を生み出していくことを目的とした育成プログラムです。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88726/48/88726-48-0de02c99bf131f63d342b98af584611b-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
詳細・お申込み:https://attend-school.dialogue.or.jp/did/2026
■開催の背景
障害者雇用をめぐっては、制度整備や就労機会の拡大が進み、職場定着に向けた取り組みも徐々に広がっています。一方で、就労後や社会参加の過程において、自身の経験や視点をどのように社会や組織の中で活かしていくのかを学ぶ機会は依然として限られています。また近年、DEI(多様性・公平性・包括性)の観点から、異なる背景や視点を持つ人々が社会に参画し、組織や社会の変化を担っていくことの重要性が注目されています。しかし、当事者自身がそうした担い手としての役割を考え、育まれていくための場は十分に整っているとは言えません。
本スクールは、こうした社会的背景を踏まえ、視覚障害のある人が自らの経験や視点を起点に、社会や組織のあり方に新たな問いや変化を投げかけていく担い手となることを目指す学びの場として実施します。
■本スクールで学べること
・視覚障害を起点に、社会における自らの役割を考えるための視点・自身の経験を客観的に捉え、人や社会との関係を構築する力
・多様な背景を持つ人と関わる際の、コミュニケーションや協働の基本的な考え方
■開催概要
実施日:全11日間2026年2月15日(日)、16日(月)、17日(火)、18日(水)23日(月)、24日(火)
2026年3月7日(土)、8日(日)他、3日間を予定
対象:視覚障害のある社会人および大学生・大学院生(専門学校生含む)
定員:12名
講師(予定):
・及川美紀 氏(社団理事)「仮)組織づくりとDEI」
・岩井睦雄 氏(日本たばこ産業株式会社 取締役会長)「仮)リーダーシップと自己成長」
・河本 宏子 氏(キヤノンMJグループ社外取締役)「仮)ホスピタリティ・マナー研修」
・HSBCグループ「仮)金融リテラシーを身に付ける」
・志村季世恵(社団代表理事・バースセラピスト)「対話のレッスン 初級 互いの違いを尊重しあい、自らと相手の気持ちを知りあう対話から」
などを予定しております。
応募締め切り:2026年1月23日(金)
詳細・お申込み:https://attend-school.dialogue.or.jp/did/2026
特別協賛:HSBCグループ
お問い合わせ先:一般社団法人 ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
TEL:03-6231-1640(担当:谷口、松岡)
e-MAIL:dark@attend-school.dialogue.or.jp
<アテンドスクール説明会>
事前説明会をオンラインにて開催します。ダイアログ・イン・ザ・ダークの趣旨およびスクールの詳細のご案内に加えて、過去参加したスクール生の声をお届けします。
・日程:2025年12月23日(火) 19時から19時40分頃まで
・実施形態:Zoomを用いたオンライン開催を予定
・申し込み方法:メールでの受付となります。参加ご希望の方は、必要事項をご記入の上、
12月22日(月)までに、下記アドレスまでお申し込みください。
メールアドレス:dark@attend-school.dialogue.or.jp
お申込みに必要な事項
・お名前
・ご所属
・視覚障害の有無
■これまでの卒業生の進路例
・大手一般企業における人材・DEI関連業務・自身の経験をもとにした講演・研修登壇
・ダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドとしての活動 など
【ダイアログ・イン・ザ・ダークとは】
視覚障害者の案内により、完全に光を遮断した“純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャル・エンターテイメントです。
1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれ、これまで約50カ国で開催され、900万人を超える人々が体験しました。日本では、1999年11月の初開催以降、これまで30万人以上が体験しています。 体験者からは、「近くの人への信頼が増していくのがわかりました。見える世界でも、そんな助け合いができるといい」(40代・女性)、「しょうがいがある人も、ない人も、しゃべったりきいたりするとなかよくなれる」(小学生)などの声が寄せられています。現在、常設会場としては、東京・竹芝のダイアログ・ダイバーティミュージアム「対話の森」で開催中。
https://did.dialogue.or.jp/
【一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティについて】
たがいを認め、助けあう社会を実現するためのフラッグシッププロジェクトを開催。1999年以降、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」のソーシャルエンターテイメントプログラムを開催し、これまで延べ約33万人が体験しました。
2020年8月には、東京・竹芝に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめとしたプログラムを体験できるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」をオープン。誰もが対等に対話することで協力し信頼し安心して社会参加ができるようにし、もっとより豊かで多様性のある社会の形成及び発展に寄与することを目的としています。
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ :https://djs.dialogue.or.jp/
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」:https://taiwanomori.dialogue.or.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES

