文京学院大学人間学部3年生3名が「文京区景観づくり審議会小委員会」で提言 若者の視点から文京区の未来を描く、まちの景観計画見直しに向けたフィールドワーク結果を発表



 文京学院大学(学長:福井 勉)は、人間学部コミュニケーション社会学科の岩舘豊助教のゼミナールに所属する3年生3名が、2026年2月17日に開催された「文京区景観づくり審議会小委員会」に出席し、文京区住環境課からの協力依頼を受けて実施した「文京区景観計画」の見直しに向けたフィールドワークの結果を報告したことをお知らせします。
 学生たちは、若者ならではの視点で、「夜間の景観計画」の重要性や、歴史的な「寺町」の風情と「都市拠点」の賑わいを両立させるための屋外広告物のあり方など、区の景観形成に関する提言を行いました 。
 なお、本フィールドワークの成果物は、文京区の景観計画見直しのための参考資料として活用されます。

 文京区からの調査課題と学生による発表内容

【文京区から提示された4つの調査課題】
 1.地域を代表する景観
 2.良好な屋外広告物
 3.問題を感じる景観
 4.改善の余地がある屋外広告物


[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35644/423/35644-423-2771246df220fefe910bba385d974815-540x309.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本学学生による発表

【フィールドワークでの調査結果】
≪地域を代表する景観・良好な屋外広告物≫
■幹線道路沿いでは、基準に沿った統一感のある景観が形成されている。
■新しいマンションと古い寺社が併存するエリアでは、周囲の建物への色彩配慮や緑化によって景観が調和している事例が見られる。
■寺町地域の雰囲気に合わせ、彩度を抑えた落ち着いた色合いの屋外広告物は、商店街の機能と地域の風情を両立させている。
■夜間に適切にライトアップされている寺院は、その趣や風情が視覚的に伝わり、昼間とは異なる魅力的な景観を創出している。

≪問題を感じる景観・改善の余地がある屋外広告物≫
■照明がない寺院や空き店舗周辺では、夜間に非常に暗くなり、歩行者に不安を与えるだけでなく、昼間の色彩による調和効果が消されている。
■寺町基準に適さない派手な色彩の広告物が、後方にある建造物の景観を阻害している。
■内照式の派手な広告物は、夜間に光が強くなることでより目立ち、落ち着いた色彩から遠ざかっている。
■張り巡らされた電線、道路と建物の距離の近さによる圧迫感、屋上の目立つ貯水槽などが、景観の開放感や統一感を損なう要因となっている。

【学生による改善策】
≪景観全般の改善≫
■「昼間」だけでなく、夜間の視認性や安全性を考慮した「夜間景観計画」を視野に入れる。
■寺院における夜間照明の数を増やし、地域の趣を夜間も維持・発信する。
■電線・電柱の規則的な配置を意識し、複雑化した視覚情報を整理する。
≪屋外広告物の改善≫
■ベージュ系など、周囲と調和する彩度の落ち着いた色の使用を推奨する。
■夜間の内照式看板の光量を減らし、周囲の景観に溶け込む明るさに調整する。
■乱立する看板を、寺町基準に適したデザインの1つのフレームに集約させることで、視覚的な雑多さを解消する。

 ≪発表学生からのコメント≫

「今回、昼と夜に分けて実施したフィールドワークにより、暗さや光量など夜に限定される要素が、昼と異なる景観課題を生じさせていることを学びました。夜の景観にも配慮し、昼とは異なった寺町の歴史性を引き立てる景観へと変化することを期待しています」

プレスリリース提供:PR TIMES
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