ケータイは就活生の命綱か? 4人に3人は説明会逃した経験あり

 HRソリューションズは11月25日、来春卒業予定の大学生と大学院生を対象に行った「就職活動における携帯利用の実態アンケート調査」の結果を発表した。

デジタル生活 モバイル
 HRソリューションズは11月25日、来春卒業予定の大学生と大学院生を対象に行った「就職活動における携帯利用の実態アンケート調査」の結果を発表した。調査期間は11月13日〜15日、有効回答数は1,031件。

 就職活動に携帯電話が必要かどうか訊ねた質問では、実に95%が必要だと回答。1日の利用頻度は、1〜5回が36.3%、6〜10回が28.4%、11回以上は24.6%と、程度の差はあれ、ほとんどの学生が毎日、就職活動に携帯電話を利用していることになる。

 またどういう場面で利用したかについては、会社説明会の予約という回答が92.5%と最も多い。先着順ですぐに満席となってしまうケースが多い説明会では、情報を頻繁にチェックし、受付開始とともに素早く対応する姿勢が必要になっているようだ。

 さらに「校内の携帯の電波状況が悪いため、実際に説明会予約を逃した経験」については44.4%が「ある」と回答。モバイルインターネットの接続環境についても「場所や時間によって繋がらない」ケースが43.3%。こうした状況を68.1%の学生が「不利だ」と感じており、実際に「会社説明会の予約ができなかった」という回答が76.6%にも上った。

 学校内の無線LAN環境については、87.3%が就職活動に「利用したい」と考えているものの、実際に「利用している」のは20.4%にとどまり、利用できるかどうかわからないという回答も4割近く、浸透度はまだ低い状況が明らかになった。

 また、携帯電話の利用シーンについては、「通学や移動中」(89.9%)と「学校の休憩時間」(84.8%)が上位に。また学校内では「教室」での利用頻度が84.3%と最も高い結果となった。
《田崎 恭子》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top