東京大学理学部の高校生対象講座、地球惑星科学や生物化学専門の教授が講義

 東京大学理学部は、「高校生のための春休み講座2013」を4月1日・2日の2日間、東京大学本郷キャンパス理学部1号館で開催する。同講座では、世界をリードするトップ・サイエンティストによる講義を各日2回開催するという。

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高校生のための春休み講座2013・初日の講義内容
  • 高校生のための春休み講座2013・初日の講義内容
  • 高校生のための春休み講座2013・2日目の講義内容
 東京大学理学部は、「高校生のための春休み講座2013」を4月1日と2日の2日間、東京大学本郷キャンパス理学部1号館で開催する。同講座では、世界をリードするトップ・サイエンティストによる講義を各日2回開催するという。

 4月1日は、生物科学専門の武田洋幸教授による「動物のかたちづくり 〜背と腹ができるしくみ〜」と、物理学専門の上田正仁教授による「事実は小説より奇なり 〜量子の世界への誘い〜」の2つの講義が行われる。武田教授の講義では、動物の体型や背と腹の特徴がつくられるしくみをメダカや熱帯魚を用いて説明するという。上田教授は、世の中をつくっているものの最小単位「量子」の世界を高校生に案内する。

 4月2日は、地球惑星科学の日比谷紀之教授による「月が導く深海の流れ 〜地球を巡る深層海流の謎を解く〜」と、化学研究を行う小澤岳昌教授による「化学の目で生物を観察する 〜ダイナミックな細胞の世界〜」が予定されている。日比谷教授は、地球における月の役割について、SFのような研究結果の発表を楽しみにしてほしいと語る。小澤教授は、顕微鏡を使って細胞の世界を案内。ジェットコースターのようにレールの上を滑り動くタンパク質や、風船がしぼむように死んでいく細胞などを、光を使って紹介するという。

◆高校生のための春休み講座2013
日時:4月1日(月)・2日(火)13:00〜16:00
会場:東京大学本郷キャンパス 理学部1号館
対象:高校生(中学生可)
定員:各日80名(事前申込制・先着順)※両日受講を推奨
参加費:無料
持ち物:筆記用具・ノート(撮影・録音は不可)
応募方法:Webサイトより
《水野こずえ》

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