NHK、基準超える光点滅映像を45回放送…健康被害の連絡はなし

 NHKは7月26日、EテレのPR用に放送した「クラッチ」と呼ばれる5秒の映像の一部に、光点滅ガイドラインの基準を超える映像があったと発表した。6月26日~7月19日の間に45回放送されたという。

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 NHKは7月26日、EテレのPR用に放送した「クラッチ」と呼ばれる5秒の映像の一部に、光点滅ガイドラインの基準を超える映像があったと発表した。6月26日~7月19日の間に45回放送されたという。

 クラッチとは、番組の切れ目に放送するスポット(通常25秒)の前後で放送する5秒のPR映像。クラッチのうち、文庫本のページをパラパラとめくるシーンが、NHKと日本民間放送連盟が定めた「アニメーション等の映像手法に関するガイドライン」(光点滅ガイドライン)の基準を超える点滅となっていた。この映像は3.5秒で、6月26日~7月19日の間に45回(Eテレ42回とNHK総合3回)放送された。これまでに健康被害があったとの連絡はないという。

 担当者は、光点滅ガイドラインがあることは認識していたが、今回は、文庫本のページをめくる映像で、光が直接点滅するものではなかったため、ガイドラインの対象になることに気がづかなかったという。NHKは、職員やスタッフに対して、光点滅映像に関する研修を改めて行うなどして再発防止に努めるとしている。
《工藤めぐみ》

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