オンラインゲームのトラブルが増加…国民生活センターが注意喚起

 国民生活センターは5月19日、子どものオンラインゲーム利用に関するトラブル事例をホームページに掲載した。「身に覚えのない多額の請求が届いた」などの相談が多く、利用は慎重に行うよう注意を呼び掛けている。

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リーフレット「クレジットカード 大人にだまってさわらない!」
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 国民生活センターは5月19日、子どものオンラインゲーム利用に関するトラブル事例をホームページに掲載した。「クレジットカード会社から身に覚えのない多額の請求が届いた」などの相談が多く寄せられており、利用は慎重に行うよう注意を呼び掛けている。

 トラブル事例のひとつは、「小学生の子どもが親のスマートフォンで無料オンラインゲームを利用し、1回100円のアイテム購入に必要なパスワードはその都度親が入力して購入していたが、クレジットカード会社から8万円の請求が届いた」というもの。どうも一度パスワードを入れるとその後何分間かはパスワードなしで何度もアイテムが購入できたようだが、はっきりした原因がわからないという。

 そのほかにも、「カード会社から身に覚えのない請求があり確認すると、ゲーム利用について友達から教わった孫が無断でクレジットカードを持ち出しオンラインゲームで使っていた」「親子で一緒に遊んだことのあるオンラインゲームを知らない間に子どもだけで利用しており、14万円の請求が届いた」といった相談も寄せられているという。

 国民生活センターは、オンラインゲーム環境の多様化や複雑化が進んだことで、いったんトラブルになると解決が難しくなっていると指摘している。そのため、大人がオンラインゲームの仕組み等をよく理解し、利用は慎重に行う必要があると注意を呼び掛けている。

 またホームページでは、親子でゲームについて確認し話し合う、大人はクレジットカードの管理について注意を払う、といった消費者へのアドバイスを掲載しているほか、消費者向けリーフレットを紹介しており、ダウンロードすることができる。
《荻田和子》

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