日本女子大学 附属中学校・高等学校の特徴について、校長の町妙子氏に聞いた。詳細な進学情報については、オンライン会議システムによる個別相談会や学校説明会で確認いただきたい。
日本女子大学 附属中学校
--日本女子大学 附属中学校の校風について教えてください。
「自ら考え、自ら学び、自ら行う」。この「自念自動」の教育方針は、創立者である成瀬仁蔵が1901年の創立時に唱えたもので、百年を経た現在でも教育の根幹として受け継がれています。学習面では幅広い分野の基礎を深く理解し、将来それぞれの道で大きく伸びるためのしっかりとした土台を作ります。また、生活面ではさまざまな自治活動に参加し、自ら企画し、実行する機会を多くもつことで、リーダーシップや協調性を身に付けます。本校では大学進学を教育のゴールとは考えていません。豊かな中学・高校生活を提供し、将来自立して社会に貢献できる人材、人間性豊かな女性を育てることに力を注いでいます。
本校は、教育活動に自治活動を取り入れた最初の学校といわれています。将来社会に出てから有用と思われる、「変化に柔軟に対応できる力」「情報を正しく読み解く力」「異質なものを受け入れ、助け合う力」の育成に取り組んでいます。
--コース編成とそれぞれの特長についてお話しください。
本校では高3まで、文系・理系の編成をしません。
医学や芸術など、日本女子大学以外の大学を希望する生徒は例年25%前後です。質問や相談にも随時対応しており、優秀な卒業生の活躍により、多くの大学から指定校推薦枠もいただいています。また、日本女子大学にない8学部(医・歯・薬・看護・獣医・法・芸術・体育)の受験については、日本女子大学との併願制度を設けており、第一志望である他大学の学部に不合格になったとき、第二志望として事前に希望を出していた日本女子大学のいずれかの学部学科に入学を認めています。
--どのような生徒に入学してほしいとお考えですか。
さまざまなことに関心をもち、興味をもって学ぶ意欲をもつ生徒が、本校に合っていると考えています。ぜひ、そういう児童は本校を目指してほしいと思います。
--ありがとうございました。
入試情報・募集要項
学校概要
学校名
日本女子大学 附属中学校・高等学校
区分
女子校
大学附属校
所在地
神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1
おもな特色
芸術系科目(ヴァイオリンは中学3年間全員必修)
書く・話すなど「表現すること」
説明会
オンライン説明会やWeb個別相談会を実施(申込み制)