新学習指導要領に基づきルーブリック評価を活用 自己評価ツール「R3」導入スタート

~きちんと「学習プロセス」も評価する~



麗澤瑞浪中学・高等学校(岐阜県瑞浪市/校長:蟹井克也)は2019年より、自己評価ツールとして「R3」の導入をスタートしました。R3の“R”は麗澤瑞浪の“R”、“3”は「感謝」「自立」「思いやり」の3つを示しています。(図1)
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本ツールの導入目的は、中学校では2021年から、高校では2022年から導入される予定である新学習指導要領に基づき、従来の「何を学ぶか」「何ができるようになるか」に加えて「どのように学ぶか」という主体的・対話的で深い学びを通じた学習過程も重視する方針に先立ち、導入したものです。今までの、先生が生徒を一方的に評価する方法では「対話的で深い学び」の実現ができません。自己評価をすることは過去の自分と「対話的」な活動をすることにつながると考えています。また、本学の「心の教育」にしても、新学習指導要領にもある「どのように学ぶか」にしても、評価を可視化することが非常に難しいのが現状です。そこで、評価ツールとしてR3を導入し、抽象的になりがちな「心の成長」をより客観的な視点から、より分析的に「見える化」することを目的に本ツールを導入しました。

「学習のプロセス」などを他者の目で把握して評価することは困難です。また、ただ自己評価をしても「結果」のみに目が行きがちで、「経過」の部分への気づきが小さいことが多いです。「経過」をも含めた自己評価によって、「自身の課題発見」と「自身の手による軌道修正」が可能となります。

「R3」は「ルーブリック評価※」を取り入れています。評価基準が明文化されているルーブリック評価であれば、全体の認識が統一されるとともに、「教員が生徒に対してどのように育ってほしいと思っているか」という教員側の姿勢もより明確に生徒に伝わります。進路部長の松本兼太朗(まつもと けんたろう)先生は「予測が不可能で価値観が激動する今後の世界においては、自分の置かれた状況に応じて常に“学び続ける”姿勢が必要不可欠です。自己分析の姿勢が確立されていれば、常に自身の課題を発見することができるようになり、自身の成長へとつながります」とコメントしています。

※ルーブリックとは…ディスカッションやグループワークなどで学習する「技能」「表現力」「思考力」「判断力」といった実演でのパフォーマンスや、「興味・関心」「意欲」「態度」といった課題への取り組み姿勢を明確に評価できる。テスト形式での方法では評価が難しい観点を適切に評価することができる。


【麗澤瑞浪中学・高等学校ついて】            
麗澤瑞浪は、自立、感謝、思いやりの心を育む中高一貫の私立学校です。豊かな自然環境と快適な施設のなか、寮生と通学生が切磋琢磨しながらともに過ごし、人としての成長と高い大学進学率の両立を実現しています。

プレスリリース提供:PR TIMES
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