ケアネットとイシュラン、乳がんの患者さんと専門医を対象とした「治験に関する意識調査」の結果を発表

患者さんの6割が主治医は国内の治験情報をよく知っていると期待、一方で治験情報を「よく知っている」と回答した医師は1割未満



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株式会社ケアネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤井勝博、https://www.carenet.co.jp)と株式会社イシュラン(本社:東京都渋谷区、代表取締役:鈴木英介、https://www.ishuran.com/company)は、乳がんの患者さん(134名)と乳がん治療に携わる乳腺外科医(62名)を対象にした「治験に関する意識調査」を共同で実施しました。

調査の結果、患者さんは医師からの治験の提案を期待している一方で、医師は日本国内の治験情報を十分に入手できていない現状が浮き彫りになりました。患者さん、医師ともに治験の情報へのニーズは高いものの、医師に治験情報が十分に届いていないことから、患者さんの治験参加の機会が失われている可能性が示唆されました。
1. 主な調査結果: 乳がん患者さん(134名)/乳腺外科医(62名)
<治験への参加経験>
(1)「治験」について、74%の患者さんが「知っている」と回答しました。実際に「治験に参加した経験」のある人は4%でした。
(2)医師の治験への参加経験では73%が「治験責任医師」「治験分担医師」として「参加したことがある」と回答しました。

<治験情報への患者側の高い期待感に対する医師の治験情報の収集状況ギャップ>
(3)「日本で行われている乳がんの治験に関する情報」に関して、患者さんの63%が「主治医はよく知っていると思う」と回答しました(「ほぼすべての治験を知っている」「4分の3くらいは知っている」)。一方、医師で「よく知っている」(「ほぼすべて知っている」「4分の3くらいは知っている」)と回答したのは5%にとどまり、74%の医師が「ほぼ知らない」「4分の1くらいは知っている」と回答し、治験に関する情報が医師に十分に届いていない現状が浮き彫りになりました。

<治験の存在を知った場合、医師の治験情報の提案意欲は高く、患者側の参加意欲も高い>
(4)医師側に「患者さんの病状に合いそうな治験について知った場合、患者さんに提案するか?」をたずねたところ、84%が「提案する」と回答しました。同様に患者さん側に「治験情報を主治医経由で知った場合の治験への参加意向」をたずねた質問では、78%が「検討する」と回答しました。

<医師も患者も、地理的な制約にとらわれず、治験情報アクセスへのニーズが高い>
(5)患者さんの81%が「日本で行われている治験情報を欲しい」と回答しました。医師側も63%が「日本全国の治験情報を知りたい」と回答しており、必ずしも自身の所在地に限定せず、日本で行われている治験情報は広く知りたいというニーズが明らかになりました。また「治験実施施設が自身の所属する施設とは別でも、患者さんから治験参加に相談があった場合」には90%の医師が「前向きに対応する」と回答しました。

今回の調査結果からは、治験に関する情報が医師に十分に届いていない現状が浮き彫りになりました。また、患者さんの治験への参加意欲は高く、医師も患者さんへの治験の提案に積極的な意向を回答しているにも関わらず、治験情報が医師に十分に届いていないために、患者さんの治験参加の機会が失われる可能性があることが示されました。

これらの結果から、治験参加の機会を最大化するためには、全国の治験情報を医師にタイムリーかつ効率的に提供する仕組みの整備が急務であり、患者さんからも積極的に治験参加について医師に提案や相談を行うことが重要であると言えます。

国内の治験情報が医師に適切に共有されることで、治験のスピードを向上し、現在の日本におけるドラッグラグやドラッグロスの解消にもつながります。そのため、早期に治験情報伝達の改善が求められます。
2. 調査概要
乳がんの患者さんと乳がんを診療する医師を対象に治験に関する認識を調査するインターネット調査
【患者調査】
・調査期間:2025年1月31日~2月8日
・調査対象:イシュランメルマガ会員のうちの乳がん患者さん
・回答数:134名
【医師調査】
・調査期間:2025年1月22日~1月28日
・調査対象:ケアネット会員医師(200床以上の医療機関に所属している乳腺外科医)
・回答数:62名
3. 調査結果:グラフ
(1)「治験」について、74%の患者さんが「知っている」と回答しました。実際に「治験に参加した経験」のある人は4%でした。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125754/6/125754-6-b843499ebc750f14a8a0592d3fa22a5b-527x318.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125754/6/125754-6-e7789a521cecc4441cbade51e594aba9-481x289.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


(2)医師の治験への参加経験では73%が「治験責任医師」「治験分担医師」として「参加したことがある」と回答しました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125754/6/125754-6-ae03e9987da8cca7c0c2a25e4cf3b3c2-480x296.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



(3)「日本で行われている乳がんの治験に関する情報」に関して、患者さんの63%が「主治医はよく知っていると思うと回答しました(「ほぼすべての治験を知っている」「4分の3くらいは知っている」)。一方、医師で「よく知っている」と回答したのは5%にとどまり(「ほぼすべて知っている」「4分の3くらいは知っている」)、74%の医師が「ほぼ知らない」「4分の1くらいは知っている」と回答しました。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125754/6/125754-6-94c7c683c227eb2de3d4c2009bac9ae7-523x316.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125754/6/125754-6-6b04856c53ee1f406742d50717291a7b-523x323.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



(4)医師側に「患者さんの病状に合いそうな治験について知った場合、患者さんに提案するか?」をたずねたところ、84%が「提案する」と回答しました同様に患者さん側に「治験情報を主治医経由で知った場合の治験への参加意向」をたずねた質問では、78%が「検討する」と回答しました。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125754/6/125754-6-a288e2b03163e53bd56289baf84091fe-504x312.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


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(5)患者さんの81%が「日本で行われている治験情報を欲しい」と回答しました。医師側も63%が「日本全国の治験情報を知りたい」と回答しており、必ずしも自身の所在地に限定せず、日本で行われている治験情報は広く知りたいというニーズが明らかになりました。また「治験実施施設が自身の所属する施設とは別でも、患者さんから治験参加に相談があった場合」には90%の医師が「前向きに対応する」と回答しました。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125754/6/125754-6-b3494498af79736602322cb57b0df5fe-458x277.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125754/6/125754-6-e49581dc5ddbea6550ff64a3ed9a568d-458x283.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125754/6/125754-6-e45e863256b0e9ae1d4ed760d7434f3a-463x286.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


◆イシュランについて
名称:株式会社イシュラン
代表者:代表取締役 鈴木 英介
所在地:東京都渋谷区幡ヶ谷3丁目39-12 渋谷ウェストビル1階
設立:2012年7月
資本金:600万円
主な事業内容:ウェブコンテンツの企画・制作・提供及び保守、
インターネットサービスに関するマーケティング、上記に関するコンサルティング業など
U R L:https://www.ishuran.com/company
イシュラン乳がん https://www.ishuran.com/
イシュラン血液がん https://blood.ishuran.com/
イシュラン婦人科がん https://women.ishuran.com/
イシュラン肺がん https://lung.ishuran.com/
皮膚ナビ https://hifunavi.ishuran.com/
◆ケアネットについて
名称:株式会社ケアネット
代表者:代表取締役社長 藤井 勝博
所在地:東京都千代田区富士見1-8-19 住友不動産千代田富士見ビル
設立:1996年7月
資本金:24億500万円
主な事業内容:製薬企業向けの医薬営業支援サービス、
医師・医療者向けの医療コンテンツサービスなど
CareNet.com https://www.carenet.com/
CareNeTV https://carenetv.carenet.com/
CareNet Career https://career.carenet.com/
Doctors’ Picks https://www.carenet.com/lp/doctorspicks/ 
しろぼんねっと https://shirobon.net/

プレスリリース提供:PR TIMES
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