関西外国語大学イベロアメリカ研究センターの2026年度連続公開講座(全2回)が、大阪府枚方市の中宮キャンパスで始まりました。今年度のテーマは「歌は沈黙しない―ラテンアメリカにおける社会変動と音楽―」で、2回目の講座を6月19日(金)午後5時から、中宮キャンパス5号館・マルチメディアホールで開きます。安保 寛尚・立命館大学教授が「キューバ史における社会変化と民族音楽」をテーマに話し、音楽は、映像だけでなく実際に演奏して参加者の理解を深めます。
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▲6月19日に2回目の講座を開催します 関西外国語大学 イベロアメリカ研究センター主催 2026年度連続公開講座 ポスター
■ 開催概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/151397/table/86_1_aed889b19ac5963af72d33ac58a847c8.jpg?v=202606030446 ]初回は5月29日に、千葉 泉・大阪大学名誉教授が「社会の課題にコミットするチリの音楽―『アンヘリートのお別れ』と『新しい歌』」との演題で、会場の参加者とともに実際に歌いながら、チリの現代音楽の変遷について解説しました。
千葉名誉教授は演奏家・作曲家でもあり、当日はチリで歌い継がれる伝統的な歌謡「アンヘリートのお別れの歌」と、1960~80年代に興隆した社会的歌謡「新しい歌(Nueva Cancion)」運動の2つのテーマで話しました。
「アンヘリートのお別れの歌」の解説では、15世紀末からの植民地化の歴史において、修道士が先住民らの布教に音楽を活用した背景を紹介。ヨーロッパの楽器が土着化した事例として、アルマジロの殻を使った「チャランゴ」などの伝統楽器を実例とともに紹介しました。
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▲伝統楽器の紹介をする千葉 泉・大阪大学名誉教授
「アンヘリート」とは幼くして亡くなった子どものことで、その魂を天使としてまつる民間信仰がルーツです。亡き子が家族に別れを告げるこの歌は、遺された家族の心を慰撫し、悲しみを外に出す「カタルシス(精神の浄化)」という重要な役割を果たすと説明しました。
続いて、社会改革の機運に呼応して生まれた「新しい歌」運動に言及。歌い手たちは当時の政権の政策を代弁する作品を創作していましたが、1973年の軍事クーデターにより厳しい弾圧を受けます。しかし、海外亡命先や国内のスラムで自由や民主主義への希望を歌い続け、その歌は大衆の抵抗の意志を支えました。
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▲講演の合間には、会場の参加者と一緒に歌いました
1988年の国民投票で民主主義体制へ戻る際も、反対派の政見放送で披露された楽曲が民衆に大きな勇気を与えたと評しました。千葉名誉教授は、話の合間に自ら25弦ギター「ギタロン」などを演奏し、2つのテーマにまつわる歌を披露しました。
【お問い合わせ】
関西外国語大学 研究支援センター
TEL:072-805-2801(代表)
E-mail:ibero-2026@kansaigaidai.ac.jp
■ 関西外国語大学
公式サイト https://www.kansaigaidai.ac.jp[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151397/86/151397-86-36e64605e6062ad2b7b772bcc25e6830-2114x1407.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲連続公開講座の会場「マルチメディアホール」がある図書館学術情報センター(中宮キャンパス)
「GO FOR it! 語学の、その先へ。」
関西外国語大学は、世界55カ国・地域の427大学(2026年6月現在)に広がる海外ネットワークを活かし、年間約1,300人の学生を海外へ送り出しています。大阪府枚方市にある2つのキャンパスでは年間約1,100人の留学生を受け入れており、日常的な国際交流が行われています。
語学力をベースに、文化や政治、経済など「+α」となる多様な専門分野を学ぶ教育体制を整えています。学生個々人の興味・関心に応じた、米国公認会計士の資格取得をめざす教育プログラム「USCPA Pathway Program」などの多様な学修を展開。学生は語学の先にある専門性を身につけ、これからの時代と社会の要請に応える確かな力を育んでいきます。
プレスリリース提供:PR TIMES

