特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト(代表:中村雄一/千葉県松戸市)は、2026年6月22日、オイスカ浜松国際高校において、同校スポーツウェルネス科の生徒を対象とした「なかよしアルティメット」リーダー研修会を実施しました。
本研修会は、「世界にアルティメットを広めよう」をテーマに、海洋プラスチック問題、リサイクルフライングディスク、スポーツマンシップ、国際教育支援を結びつける新たな探究型プログラムです。
なかよし学園プロジェクトはこれまで、Dolphin Papa合同会社と協働し、海洋プラスチック等の再生素材を活用したフライングディスクを、アジア・アフリカ各国の教育支援現場で活用してきました。単なるスポーツ体験ではなく、「捨てられるものを、学びと平和をつくる教材に変える」取り組みとして、世界の子どもたちにアルティメットを届けています。
今回の研修会では、Dolphin Papa合同会社のプロジェクトにも関わる森脇崇氏を講師に迎え、オイスカ浜松国際高校の生徒たちが、アルティメットの基本技術だけでなく、海外の子どもたちに安全で楽しく伝えるための「指導法」を学びました。
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浜松オイスカ高校で行われたなかよしアルティメット研修会
審判のいないスポーツが育てる、互いを尊重する力
アルティメットは、フライングディスクを用いたチームスポーツです。大きな特徴は、審判を置かず、選手同士の話し合いと相互尊重によって試合を進める点にあります。
今回の研修では、試合に勝つことだけを目的にするのではなく、スポーツマンシップを守ること、相手を尊重すること、プレーの中で起きたことを自分たちで確認し合うこと、そして共に高め合う心を大切にすることを学びました。
森脇氏となかよし学園は、生徒たちに対して、アルティメットが持つ「スピリット・オブ・ザ・ゲーム」の考え方を丁寧に伝えました。
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プレーを通してフェアプレーの精神や他者を思いやる心を育むなかよしアルティメット
試合後には、対戦相手と円になって互いをたたえ合う「スピリット・サークル」についても学びました。そこには、勝った・負けたという結果を超えて、同じ競技をプレーする仲間として相手を認め、感謝し、次の成長につなげる姿勢があります。
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試合後円陣を組んで互いのプレーを讃え合う
なかよし学園が世界各国で教育支援活動を行う中で大切にしてきた「争いではなく対話で解決する力」「相手を敵ではなく仲間として見る力」は、アルティメットの精神と深く重なっています。
海洋プラスチックを、空へ。リサイクルディスクが伝える環境教育
本プログラムのもう一つの柱は、海洋プラスチック問題です。
Dolphin Papa合同会社は、海洋プラスチック等の再生素材を活用したフライングディスクの普及に取り組んでいます。海に漂っていたプラスチックを、空を飛ぶディスクへと変える。そのストーリーは、環境問題を単なる知識として学ぶだけでなく、「問題をどう価値に変えるか」を考える探究教材になります。
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長崎対馬に打ち寄せられる海洋プラスチックごみ
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長崎対馬に打ち寄せられる海洋プラスチックごみ
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Dolphin Papa社の海洋プラスチックリサイクルフライングディスク
オイスカ浜松国際高校の生徒たちは、今回の研修を通じて、アルティメットの楽しさとともに、なぜこのディスクを世界に届けるのか、なぜ海洋プラスチック問題をスポーツと結びつけるのかを学びました。
これから生徒たちは、海洋プラスチック問題、リサイクル、スポーツ、国際協力を組み合わせながら、「世界の子どもたちにどう伝えればよいか」を探究していきます。
なかよし学園は、その学びを海外の教育支援現場で実装し、日本の高校生たちの探究の成果を世界各国の子どもたちへ届けていきます。
長崎県対馬の海洋プラスチック問題から始まった、「海の豊かさを守ろう」の学び
なかよし学園プロジェクトは、これまでも長崎県対馬市と連携し、海洋プラスチック問題を世界に伝える教育活動を展開してきました。
対馬は、日本海に浮かぶ国境の島であり、豊かな自然と海に囲まれた地域です。一方で、海流や地理的条件により、国内外から多くの漂着ごみが流れ着く地域でもあります。海岸に打ち上げられる大量のプラスチックごみは、景観や生態系だけでなく、地域の暮らし、観光、漁業、そして未来世代の学びにも関わる深刻な課題です。
なかよし学園は、長崎県対馬市立対馬西部中学校の生徒たちが地域課題として向き合ってきた海洋プラスチック問題を、世界の子どもたちに届ける教材として活用してきました。
対馬西部中学校の生徒たちは、自分たちの島に流れ着く海洋ごみの現状を調べ、考え、伝えるための教材を制作しました。なかよし学園はその教材を海外の学校に持参し、現地の子どもたちに対して、対馬の海で起きている問題、海洋プラスチックが地球規模の課題であること、そして自分たちにもできる行動があることを伝えてきました。
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対馬西部中学校が託した対馬の想い
2026年6月に実施したネパール教育支援活動では、対馬西部中学校の生徒が制作した海洋プラスチック問題に関する教材と、Dolphin Papa合同会社のリサイクルフライングディスクを活用した授業を行いました。
海のない地域を含むネパールの子どもたちにとって、対馬の海洋ごみ問題は一見遠い課題に見えるかもしれません。しかし、授業では「ごみはどこから来るのか」「使い終わったものはどこへ行くのか」「捨てられるものを学びやスポーツに変えることはできるのか」という問いを通じて、環境問題を自分ごととして考える時間となりました。
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対馬西部中学校作成の絵本を使ったネパールでの授業
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対馬西部中作成の絵本
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西部中にはなかよし学園との活動記録が
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学習発表会で生徒たちはなかよし学園との協働を通して学んだことを発表
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なかよし学園も西部中でたびたび講演を行なっている
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カンボジアに届いた対馬西部中作成の海洋プラスチックリサイクルキーホルダー
この取り組みは、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」を、日本国内の地域課題から世界の教育現場へとつなげる実践です。対馬の中学生が地域で学んだことが、なかよし学園を通じて世界の教室に届き、さらに海外の子どもたちの反応が日本の学校へ還ってくる。なかよし学園は、この循環を「学びの里帰り」として大切にしています。
オイスカ浜松国際高校の生徒が、次の担い手へ
今回のオイスカ浜松国際高校での研修会は、こうした対馬での海洋プラスチック啓発活動、Dolphin Papa合同会社との協働、そして世界各国でのスポーツ教育支援を、次世代の高校生リーダーへとつなぐ取り組みです。
スポーツウェルネス科の生徒たちは、体を動かす楽しさを知っているだけでなく、スポーツを通じて人を支える力、健康を育む力、コミュニティをつくる力を学んでいます。
今回の研修を通じて、生徒たちは「自分たちが競技を楽しむ側」から、「世界の子どもたちにスポーツの価値を伝える側」へと一歩を踏み出しました。
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アルティメット元日本代表選手でもあるDolphin Papa合同会社森脇崇氏
これから生徒たちは、アルティメットの指導方法、海洋プラスチック問題の伝え方、リサイクルディスクのストーリー、スピリット・オブ・ザ・ゲームの価値を探究し、世界に向けた発信や教材化に取り組んでいきます。
なかよし学園は、その成果をアジア・アフリカなど世界各国の教育支援活動の中で実装し、現地の子どもたちがアルティメットを体験できる機会を創出していきます。
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アルティメット研修会の様子
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アルティメット研修会の様子
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アルティメット研修会の様子
「勝つ」だけではなく、「ともに生きる」ためのスポーツへ
なかよし学園が「なかよしアルティメット」で目指すのは、競技人口の拡大だけではありません。
アルティメットを通じて、子どもたちが相手を尊重することを学ぶこと。
話し合いによって解決する力を育てること。
性別、国籍、言語、経済状況の違いを超えて、同じフィールドで笑い合える経験をつくること。
そして、海洋プラスチックという地球規模の課題を、自分たちの行動で変えられるものとして捉えること。
スポーツは、国境を越える共通言語です。
一枚のディスクが飛ぶ先に、環境教育があり、平和教育があり、国際理解があります。
オイスカ浜松国際高校の生徒たちが学んだアルティメットの精神は、これからなかよし学園の世界各国の活動地へと届けられていきます。
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南スーダンで行ったなかよしアルティメットプロジェクト
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南スーダンで行ったなかよしアルティメットプロジェクト
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南スーダンで行ったなかよしアルティメットプロジェクト
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南スーダンで行ったなかよしアルティメットプロジェクト
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南スーダンで行ったなかよしアルティメットプロジェクト
Dolphin Papa合同会社 代表 森脇 崇 氏 コメント
今回、なかよし学園プロジェクトとオイスカ浜松国際高等学校が取り組む、ルワンダの子どもたちと日本の高校生をつなぐ活動に、スポーツ、そして体育授業の観点から参加させていただきました。
授業では、審判を必要としないフライングディスク競技「アルティメット」を、オイスカ浜松国際高等学校の生徒たちが将来ルワンダの子どもたちに伝えられるよう、基本的な指導方法をお伝えしました。
アルティメットは、「S.O.T.G.(Spirit of the Game)」という基本理念が守られることで、セルフジャッジ制が成り立つ団体競技です。ディスクの持ち方や投げ方、その指導のポイントに加え、初めてアルティメットに触れる子どもたちでも難しく考えずに取り組める最小限のルール設定、オフェンス・ディフェンスの基本、実際のゲームの進め方、そして試合後に互いをたたえ合う「スピリットサークル」の意味と大切さについても、生徒たちと一緒に学び、実践しました。
これから、オイスカ浜松国際高等学校スポーツ専攻の生徒たちが、ルワンダの子どもたちにアルティメットを教える先生になっていきます。その夢のある活動に関わることができることに、心から感謝しています。ルワンダの子どもたちが、空に浮かぶディスクを見上げながら、笑顔で走り回る姿を想像すると、とてもワクワクします。
「海に“浮遊”する海洋プラスチックを、空に“浮遊”するフライングディスクにして、未来に笑顔を拡げる」。
この思いが、なかよし学園プロジェクトとオイスカ浜松国際高等学校の活動とともに、さらに「世界平和」という大きなテーマへ向かって動き出したように感じています。これからも、この活動に協力してまいります。
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Dolphin Papa合同会社 代表 森脇 崇 氏
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研修会の様子
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研修会の様子
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研修会の様子
中村雄一代表コメント
アルティメットは、審判のいないスポーツです。だからこそ、相手を信じる力、話し合う力、自分で判断する力が必要になります。これは、まさに平和をつくる力そのものだと感じています。
なかよし学園は、これまで対馬の海洋プラスチック問題を世界に伝える活動を行ってきました。対馬の子どもたちが自分たちの地域課題に向き合い、それを教材として世界に届ける。その学びがネパールの子どもたちにも届きました。
今回、オイスカ浜松国際高校のスポーツウェルネス科の生徒たちが、アルティメットの指導法と海洋プラスチック問題を学び、「自分たちが世界に伝える側になる」という挑戦を始めてくれたことを大変うれしく思います。
海に流れ着いたプラスチックが、空を飛ぶディスクになり、子どもたちの笑顔をつくる。さらにそのディスクを通じて、相手を尊重する心、平和をつくる心が広がっていく。これは、教育、環境、スポーツ、国際協力をつなぐ新しい平和教育の形です。
これからオイスカ浜松国際高校の生徒たちとともに、日本の学びを世界に届け、世界の反応をまた日本の教室へ還していきたいと思います。
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アルティメットのオリンピック開催を目指しなかよし学園とDolphin Papa合同会社の挑戦は続く
今後の展開
なかよし学園プロジェクトは、今後もDolphin Papa合同会社との協働を継続し、海洋プラスチック等の再生素材を活用したフライングディスクを世界各国の教育支援現場で活用していきます。
また、オイスカ浜松国際高校の生徒たちとは、「世界にアルティメットを広めよう」をテーマに、海洋プラスチック問題の啓発、アルティメット指導法の教材化、海外現場での実装、フィードバックの共有を進めていきます。
なかよし学園は、これからも日本の学校・地域・企業と連携し、子どもたちの学びを世界の教育支援につなげる「世界とつながる学びプロジェクト」を推進してまいります。
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なかよし学園は世界各国で海洋プラスチック問題とアルティメットを普及させていく
団体概要
団体名:特定非営利活動法人 なかよし学園プロジェクト
事業内容:世界とつながる学び(CoRe Loop)を軸とした探究・平和・包摂教育プログラムの企画運営/国内外の教育・食・心のケア支援 等
本件に関するお問い合わせ先
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト(事務局)
E-mail:peace.office@nakayoshigakuen.org
プレスリリース提供:PR TIMES

