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株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、「家庭内の教育分担」について調査しましたので概要をお知らせいたします。
小学生になると、宿題の確認や丸つけ、学校からの連絡確認、先生とのやりとり、習い事や塾の送迎、教材選びなど、日々の生活で細かなタスクが積み重なっていきます。
共働き家庭も多いなかで、こうした教育に関する役割は、家庭内でどのように分担されているのでしょうか。
塾選ジャーナルでは、小学生の子どもを持つ共働きの保護者100人を対象に、「子どもの教育に関する家庭内の役割分担」についてアンケート調査を実施。約7割の家庭が“母親中心”で教育に関する役割を担っていることがわかりました。
本記事では、家庭内の教育分担の全体像をはじめ、母親に偏りやすい具体的な教育タスク、父親が関わりやすい場面、そして「うまく回っている」と感じながらも残る負担感について、調査結果をもとに詳しく見ていきます。
詳細はこちらをご覧ください。
小学生家庭の教育分担は7割が「母親メイン」
「母親が主に担う」が合計70%、父母で半々は20%
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子どもの教育に関する家庭内の役割分担について聞いたところ、最も多かったのは「母親が主に担っている」で70%でした。多くの家庭で教育に関する役割は母親中心になっていることがわかります。
一方で、「父母で半々になるように分担している」は20%、「父親が主に担っている」家庭は、5%にとどまっています。
この結果から見えるのは、教育に関する日々の主担当は母親になりやすいという実態です。
母親メインになる背景は「勤務時間」と「子どもと接する時間」
母親メインになっている理由を見ると、「母親だから」という意識だけでなく、勤務時間や子どもと接する時間の違いが背景にあることが分かります。
- 「夫が早朝から深夜までの激務で休みが不定期なため、私がほとんど担っています。」(チャタみいたさん / 神奈川県 / 小6男子 / 保護者)
- 「父親は家にいる時間があまりなくて、自然と母親が主に担っている。」(mizuho.hanaさん / 大阪府 / 小6女子 / 保護者)
- 「日常、子どもと接する時間が一番長く、状況を把握しているため、自然とそうなりました。」(stchuripさん / 大阪府 / 小6女子 / 保護者)
共働き家庭であっても、時短勤務、パート、在宅勤務など、比較的動きやすい側に学校対応や学習管理が寄りやすい-そうした日々の積み重ねが、結果として「母親メイン」の教育分担につながっていると考えられます。
ただし、家庭内の教育分担は、学校対応や宿題確認といった日々の実務だけで成り立つものではありません。塾代や学費などの教育費を父親が多く担い、金銭面から子どもの教育を支えている家庭もあるでしょう。そのため、今回の結果は、教育に関する役割の中でも、主に日常的な実務が母親に偏りやすいことを示すものといえます。
教育分担の内訳は?学校対応などに見る役割の偏り
小学生の教育に関する役割分担で母親中心の傾向が強く表れたのが、学校とのやりとりや平日の学習サポートなど、日々発生する細かな教育タスクです。
教育に関する家庭内の役割分担では「父親もある程度分担している」と答えた家庭も多く見られましたが、具体的な対応内容を見ていくと、学校連絡や先生対応、宿題確認などは母親が主に担っている割合が高くなっています。
先生とのやりとりは母親が約9割!学校対応は母親に集中
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教育分担のなかでも、特に母親への偏りが大きかったのが学校対応です。
調査結果では、「学校・先生とのやりとり(連絡帳・面談など)」を母親が担っているという回答が88%で約9割にのぼります。また、「学校からの連絡確認」を主に母親が対応している家庭が82%、「学校の保護者会の出席」が74%との結果でした。
行事予定、持ち物、提出物、面談日程、体調や学校生活に関する連絡など、ひとつひとつは小さな確認でも、家庭内で誰かが把握し続けなければなりません。こうした“学校との窓口”の役割が、母親側に集中しやすい状況が見えてきます。
- 「宿題のチェックや音読など学校のことや習い事はほとんど母親が行っています。」(yu.ki11さん / 福井県 / 小3女子 / 保護者)
- 「母親が時短勤務で家にいる時間が長いので、学校からの連絡チェックや毎日の宿題の声かけは主に任せています。私は帰宅が遅い日も多いですが、夕食後に少し様子を見たり、休日に一緒に勉強したりしています。」(maquiaHSHさん / 静岡県 / 小6男子 / 保護者)
平日の宿題・テスト確認も母親中心、家庭学習の伴走も偏りやすい
学校対応だけでなく、平日の家庭学習に関するサポートも母親が中心になりやすい結果となりました。
「平日の宿題・学習サポート」は母親が66%、「テストのチェック」は母親が59%でした。学校連絡や先生対応ほど極端ではないものの、宿題の確認や丸つけ、テスト結果の確認といった家庭学習の伴走も、母親が主に担っている家庭が多いことがわかります。
平日の宿題確認は、子どもが帰宅してから夕方・夜にかけて発生しやすいタスク。そのため、父親の帰宅が遅い家庭や、母親のほうが子どもと過ごす時間が長い家庭では、宿題やテスト確認も母親が担う流れになりやすいと考えられます。
- 「夫は会社員で毎日フルタイム出社で、わたしはパート。時間的に自分がやるしかない。」(maruko1987さん / 東京都 / 小3男子 / 保護者)
- 「私の方が在宅勤務を取り入れやすく、子どもの帰宅時間に合わせた宿題の確認や学校の連絡事項のチェックをスムーズに行えるためです。夫は帰宅が遅いことが多いですが、週末の習い事の送迎や、私が対応しきれない算数の発展問題の解説などを補完的に担当してもらう形が定着しています。」(silverwing51さん / 東京都 / 小2女子 / 保護者)
- 「父親が子どもが起きている時間帯に帰宅しないため、母親がメインで見ている。」(Sea0814さん / 神奈川県 / 小1女子 / 保護者)
塾・習い事・進路の最終決定は、夫婦が同程度に関わる家庭が最多
一方で、教育に関するすべての役割が母親に偏っているわけではありません。塾や習い事、進路などの最終決定では、夫婦が同程度に関わっている家庭が多く見られました。
調査結果では、「塾・学習教材の最終決定(どこに通うか・何を使うか)」について、夫婦が同程度に関わっている家庭が48%で最多でした。「習い事の最終決定(何を習わせるか)」も同程度に関わっている家庭が59%、「教育方針・進路の最終決定」では66%となっています。
学校連絡や平日の宿題確認など、日常的に発生するタスクは母親に偏りやすい一方で、塾や習い事、進路といった重要な判断では、夫婦で話し合いながら決めている家庭が多いことがうかがえます。
ただし、最終決定を一緒にしているからといって、そこに至るまでの情報収集や日々の状況把握も同じように分担されているとは限りません。実際に、「習い事に関する情報収集」は母親が55%と、情報収集の段階では母親が中心になりやすい傾向も見られます。
休日の外出・体験活動は父親の関与も比較的高い
休日の学習サポートや外出では、父親や夫婦で同じくらい関わる家庭も多くなっています。
休日の学習サポートへの関与度について聞いたところ、最も多かったのは「夫婦で同じくらい」で38%でした。次いで「母親」34%、「父親」27%となっています。平日の宿題・学習サポートでは母親が66%だったのに対し、休日になると父親や夫婦同程度で関わる家庭の割合が高くなることがわかります。
また、休日の外出についても、「夫婦で同じくらい」が47%で最も多くなりました。「父親」も34%と比較的高く、「母親」は17%にとどまっています。
平日は教育タスクに関わりにくい父親でも、休日の外出や体を動かす遊び、家族での体験活動では役割を担いやすいと考えられます。
現在の教育分担に「うまくいっている」は86%―一方で負担感も残る
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母親メインの家庭が多い一方で、現在の役割分担について、肯定的に受け止めている家庭が多数でした。
「子どもの教育について、現在の役割分担で『うまくいっている』と思いますか?」と聞いたところ、「思う」が21%、「やや思う」が65%となり、合計86%が「うまくいっている」と回答しました。
“うまくいっている”理由は、情報共有・得意分野での分担・柔軟な補い合い
現在の役割分担を「うまくいっている」と答えた家庭からは、夫婦で情報を共有していることや、得意分野に応じて分担していること、状況に応じて補い合っていることを理由に挙げる声が見られました。
- 「お互いの得意分野や仕事の状況に合わせて柔軟に役割を交代できる関係性が築けており、特定のどちらか一方に過度な負担が集中していないため、家庭全体のバランスが取れていると感じるから。」
(koba0605さん / 岐阜県 / 小2女子 / 保護者)
- 「夫婦で情報を共有し、進捗を確認し合う時間を設けているため、学習の方向性がぶれることなく進められていると感じます。また、苦手科目のフォローを父親が、生活面の管理を母親が担うなど、それぞれの得意分野を活かした自然な役割分担ができている点も、安定した運営に繋がっている理由の一つです。」(mountainpathさん / 神奈川県 / 小4男子 / 保護者)
これらの声からは、教育分担を完全に半分ずつにすることだけが、うまくいく条件ではないことがうかがえます。夫婦それぞれの働き方や得意分野、子どもとの関わりやすさに合わせて、必要な場面で補い合えることが、家庭内の納得感につながっているようです。
約4割が教育分担に負担感-“うまくいっている”=“負担がない”ではない
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多くの家庭が現在の教育分担を“うまくいっている”と感じている一方で、負担感がないわけではありません。教育に関する役割分担について「やや負担を感じる」は29%、「とても負担を感じる」は9%で、約4割が負担感を抱いていることもわかりました。
負担感の理由としては、学校や習い事への対応、宿題の声かけ、日々の確認作業などが挙げられています。現在の分担で家庭が回っていたとしても、細かなタスクが一方に偏ることで、負担が積み重なっている様子がうかがえます。
- 「学校からの連絡確認や宿題の声掛け等、毎日の細かいタスクがどうしても私に集中しやすくなっていて、仕事と家事と重なると気持ちに余裕がなくなることがよくあります。完全に無理というほどではありませんが、もう少し分散できたらラクだろうな・・と感じてます。」(yayoiregzaさん / 兵庫県 / 小5男子 / 保護者)
- 「学校や習い事関連の連絡や保護者としての役割は、基本的に平日に仕事で動けない夫には頼ることが難しいから。」(aoi_akariさん / 神奈川県 / 小5男子 / 保護者)
ここで挙げられている負担は、勉強を教えることだけではありません。学校からの連絡を確認する、提出物を忘れないようにする、宿題の進み具合を見る、習い事や塾の予定を把握するなど、子どもの教育を支えるための管理・調整も含まれています。
こうしたタスクは、毎日少しずつ発生するからこそ、担当が固定化すると負担感につながりやすくなります。
配偶者に求めるのは「手伝い」ではなく「主体的な関わり」
ここまで見てきたように、小学生家庭の教育分担は、母親が主担当になりやすい一方で、父親も休日の学習サポートや外出、塾・習い事の最終決定などに関わっている家庭が少なくありません。
ただし、保護者のコメントを見ると、配偶者に対して求めているのは、単に「手伝ってほしい」ということだけではないようです。宿題を見てほしい、送迎をしてほしいといった具体的な要望に加えて、「子どもの状況を自分から把握してほしい」「お願いしなくても動いてほしい」といった声も見られました。
ここでは、配偶者に今よりもっと担ってほしい役割について、保護者の声から見ていきます。
宿題・学校連絡は「言われたらやる」では足りていない
配偶者に今よりもっと担ってほしい役割として多く見られたのが、宿題や学校連絡、提出物管理など、平日に発生する細かな教育タスクです。
- 「平日の宿題の声掛けやテストの見直しを、もう少し夫にも主体的に関わって欲しいと思っています。私が「見ておいて」とお願いして動いてもらう形が多いので、子どもの学習状況を自分から把握してくれるようになると、精神的な負担も軽くなると感じています。」(yayoiregzaさん / 兵庫県 / 小5男子 / 保護者)
- 「学校のプリント類の仕分けや、細々とした提出物の期限管理をもっと主体的に見てもらえると助かります。現在は私が内容を確認して夫に共有する手間が発生しているため、最初から夫が目を通す習慣がつけば、私の脳内メモリが解放されて、より余裕を持って接することができる気がします。」(silverwing51さん / 東京都 / 小2女子 / 保護者)
これらの声からは、「作業を一部代わってほしい」というだけではなく、「子どもの状況や学校からの情報を同じ目線で把握してほしい・お願いしなくても主体的に関わってほしい」という思いが読み取れます。
送迎・休日の外出・体験活動は父親に期待する声も
配偶者にもっと担ってほしい役割として、習い事や塾の送迎、休日の外出、外遊びや体験活動を挙げる声もありました。
平日の学校対応や宿題確認は、仕事の時間や帰宅時間の都合で分担しにくい家庭もあります。そのため、休日や送迎など、比較的時間を調整しやすい場面で父親に関わってほしいと考える保護者もいるようです。
- 「やってくれる時ももちろんあるが、もう少し塾や習い事の送迎をしてくれたり、宿題や学校からの連絡や必要なものの準備などを見てくれるとありがたいなと思う。」(minacharmさん / 神奈川県 / 小4女子 / 保護者)
- 「土日に外は連れ出して欲しい。普段は母親である自分といる時間が多いので、父親から得られる刺激もあると思う。体を使うことや、外出して良い刺激を与えて欲しい。」(maruko1987さん / 東京都 / 小3男子 / 保護者)
送迎や外出、体験活動は、学校連絡や提出物管理のように日々細かく発生するタスクとは性質が異なります。だからこそ、平日に十分関われない場合でも、休日や外出の場面で関わることで、家庭内の役割を補える可能性があります。
ただし、休日の外出や送迎を担当するだけで、平日の細かな負担がすべて解消されるわけではありません。主担当となっている保護者が、学校からの連絡や子どもの学習状況を一人で把握し続けている場合、負担は残りやすくなります。
まとめ:小学生家庭の教育分担は、見えにくい負担も含めて見直しを
調査の結果、小学生家庭の7割で教育の役割は「母親中心」であることがわかりました。特に学校連絡や毎日の宿題確認など、頻度の高い細かなタスクが母親に集中する傾向があります。一方で、休日の学習サポートや外出、進路の最終決定などは、父親や夫婦で分担する家庭も一定数見られました。
現在の分担に86%が「うまくいっている」と回答していますが、約4割は負担を感じており、「うまく回っている=楽」ではない実情も浮き彫りになっています。どちらか一方が負担感を感じないようにするために大切なのは、単なる“手伝いをすること”ではありません。子どもの教育を「自分ごと」として捉え、得意分野や状況に応じて柔軟に、そして何より“主体的に関わる姿勢”といえそうです。
子どもの学年が上がれば、宿題の内容、習い事、塾、進路など、家庭で考えることも変わっていきます。今の分担がうまくいっている家庭でも、状況に応じて役割を見直す機会は必要。日々の情報を共有しながら、無理なく続けられる形を夫婦で調整していくことが、子どもの教育を支えるうえで重要な鍵といえるでしょう。
詳細はこちらをご覧ください。
アンケート調査概要
調査対象:小学生の子どもを持つ共働きの保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年4月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「教育における家庭の役割分担」に関する実態調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『教育における家庭の役割分担』に関する実態調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/57871/)へのリンク設置をお願いします。
プレスリリース提供:PR TIMES

