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【中学受験・進学塾の悩み解決:SAPIX】親がどこまで教えていいのか迷っています

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 「現在小5の娘がサピックスに通っています。国語の学習について質問したいのですが、AテキストもBテキストも小4に比べて解説が少なくなり、家庭学習が難しくなってきました。記述や記号選択で間違っている理由は自分で考えさせたほうがよいのでしょうか? 親がどこまで教えていいのか迷っています。ご助言をお願いいたします。」に回答します。

 多くの方が悩んでらっしゃる点ですね。他教科も同様でしょうが、やはり国語においては特に、「どこまで教えていいのだろうか」という悩みがつきまとうようです。要素を整理しながら回答させていただきます。

 そもそも、テストを受けて答えを出すのはお子さん自身ですね。保護者の方は、テスト本番にそばで助言することはできませんから、お子さんが自分自身で自分の間違いに気付けることが大切なのは言うまでもありません。その意味では、日常の学習でもお子さん自身が出来る限り自力で理解を深めていくことが望ましいと言えます。

 特に小5の夏を境に、マンスリーテストも、組分けテストも問題の設定が複雑になってきます。サピックスオープンでは、入試レベルの難解な問題も出題されます。これらのテストに対応していくためには、お子さん自身の自発的な対応力を育てていくことは必要不可欠です。

 しかし一方で、お子さん一人では正解にたどり着けない問題の場合は、本人任せでは学習があまりに非効率なものとなってしまいます。そうした場合は、さりげなくアドバイスを示唆してあげるなど、親のサポートが必要な場面だと考えた方がよいでしょう。

 大切なことは、見守る場合も、アドバイスする場合も、「どうしてこんなところで間違えたの」「なぜ出来なかったの」といった批判的な言い方は極力避けるべきだということです。

「ここに気をつければ出来そうだね」「もしかして、これじゃないかな」といった寄り添う表現で最小限のコメントをしてあげてください。ミスを指摘されると誰しも萎縮しやすいものです。重要なのは次からは解けそうだという手応えを与えてあげることです。

 親の的確なサポートと励ましが次のテストの大きな力になることもあれば、意欲をそいでしまうこともありますから、注意が必要です。なるべくヒントだけを与えて、あとはお子さん自身が答えを発見できるよう見守るにとどめましょう。

 また、テストの振り返りは、単なるミスの指摘で終わらずに、今後どうすれば良いか、という前向きな話し合いの雰囲気に持っていくことが大切です。気をつけるのは、失点がケアレスミスによるものか、本人の実力不足によるものなのかを見極めることです。

 正解を見て本人が「あ、そうか。わかった」と言った段階で振り返りを終えてしまっては、次につながりません。この問題は、何を問うているのか? どんな実力が備わっていれば解けるものなのか? その力は十分身に付いているか? 冷静に、こうした視点からお子さんの今の実力を分析してみてはじめて、具体的な対策が見えてきます。今後同じタイプの問題が解けるようになってはじめて、テストを振り返る意味がでてくるというものです。

 ご参考までに、よく起きる間違いの例と今後のための確認事項をあげてみます。

【単純ミス】
・書き取りミス、勘違い→本人が気づけば対処できます。ただし強い叱責はむしろ逆効果です。

【選択問題ミス】
・手がかりとなる場所を見つけられなかった→段落の構成、接続詞、指示語などの基本は出来ていますか?
・選択肢どうしのちがいが読み取れなかった→選択肢の文章パターンと、手がかりの確認の仕方になれていますか?
・引っかけ問題に引っかかった→目立つキーワードに引っ張られて、考えなく選んでいないでしょうか?
・似たような選択肢に迷ってしまった→より本文に即したものを選び、本文にない、違うものは選ばない方法は知っていますか?

【記述問題】
 記述問題は、解答に部分点の配点箇所が明記されているはずです。お子さんの解答と正解を見比べて、「ここが足りなかったんじゃない?」という程度のコメントをさりげなくしてあげましょう。

・設問の意味がわからなかった→日頃から何を聞く問題か、を意識できていますか?
・手がかりとなる箇所が見つけられなかった→段落の構成、接続詞、指示語などの基本は出来ていますか?
・何をどう答えてよいかわからなかった→語彙の強化、作文する練習をしていますか?
・必要とされる要素が書けていない→手がかり箇所のキーワードから文章を的確に肉付けする練習をしていますか?
・語尾が整えられていない→本人が気づけばすぐに対処できます。

 テストの振り返りの時間がお子さんにとって苦痛ではなく、やる気を起こせる場になるよう、工夫していきましょう。
《中学受験 個別指導のSS-1 講師》

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