神奈川県「ノロウイルス警戒情報」発令、感染性胃腸炎の患者数増加

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神奈川県のノロウイスル食中毒発生件数
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 神奈川県は10月31日、ノロウイルス食中毒警戒情報を発令した。感染性胃腸炎の患者数が増加傾向にあり、今後のノロウイルス食中毒の流行が懸念される。県では食中毒の発生防止のため業者への指導を強化するとともに、家庭にも手洗いや消毒の徹底を呼びかけている。

 秋から冬にかけて多発するノロウイルスを原因とする食中毒は、感染性胃腸炎の患者が急増すると、その数週間後にノロウイルス食中毒の発生が増加する傾向が認められている。また、過去5年間のノロウイルス食中毒発生件数をみると食中毒全体の発生件数に比例しており、ノロウイルス食中毒の占める割合はほぼ4分の1以上で推移している。

 県では、今年の感染症発生動向調査における感染性胃腸炎の患者数が、前週の値に比べ3週間連続して増加したことを確認。今後の流行が懸念されることから「ノロウイルス食中毒警戒情報」を発令し、消費者や食品取扱い営業者に対して食中毒予防の注意喚起を行うこととした。

 急性胃腸炎を起こすノロウイルスは、非常に感染力が強く、ごく少量のウイルスで発病する。感染すると下痢や嘔吐、発熱などの症状が起こり、通常2日から3日で回復するが、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重篤な症状になることがあるという。

 県では家庭に向けても石けんを使った手洗いや調理器具の消毒の徹底、感染源となることもあるカキなどの二枚貝の取扱いについて注意を行い、ウイルスが多量に含まれる感染者の便や嘔吐物を処理する場合には、二次感染防止のため直接触れることのないよう呼びかけている。警戒情報の発令期間は、10月31日から平成29年3月31日まで。
《勝田綾》

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