転職サービスのDODAが採用担当者2760人を対象に中途採用実態調査を実施した。中途採用の選考の際、「経験・スキル」以外に「熱意」も重視されていることなどがわかった。 まず、中途採用の募集が多い月を聞いたところ、「3月」が31.4%で最多、次いで「4月」(31.1%)、「9月」(23.8%)、「10月」(21.7%)となり、3~4月に約3割、9~10月に約2割の企業が募集を活発に行っていることがわかった。期末で退職というケースが多いらしく、人員を確保する企業が多いことのようだ。 続いて、中途採用の書類選考、面接それぞれにおいて、合否を判断する上で重要視する点を聞く(複数回答)と、両者ともに「職務経験」が最多に(書類選考66.0%、面接52.1%)。次いで、書類選考では「スキル」(39.9%)、「熱意・ポテンシャル」(34.6%)、面接では「熱意・ポテンシャル」(41.8%)、「スキル」(30.0%)の順となり、とくに面接時では「熱意」が「スキル」よりも高い結果となった。 求人への応募には、自身のキャリアの振り返りや職務経歴書作成といった事前準備が必要なため、3~4月の時期に応募するためには、1~2月頃から転職活動を開始するとスムーズと、DODAではまとめている。