震災が起きた時は、移動日でヨーロッパからアメリカへ向かう飛行機の中。直後にシーズン直前のオープンテストが行われる時でした。その時に何かできないかと考えて、すぐに「Pray for Japan」というメッセージをクルマのサイドポンツーンにつけて、サポートの意思表明をしました。それが最初の第一歩でした。そこから開幕戦まで2週間ほどあったのですが、その間に「With You Japan」としてキャンペーンを始めました。
先日、「With You Japan」最初のイベントとして、南相馬の子供たちをもてぎに一日招待しました。原発事故の影響で、外で思いっきり遊べない子供たちを一日青空の下で思いっきり遊ばせてあげたい...そういう企画でした。全国から2000人を超える子供が来てくれて、招待した子供たちも本当に楽しい一日を過ごしてくれました。子供たちの笑顔が見ることができたて、僕も本当に嬉しかった。
佐藤:もちろん多少は心配の声はありました、御家族からの心配の声も上がっていましたが、最近もてぎが出したデータや、モトGPの要請を受けて第三者が入って検査をした結果を見て、全員が安全だと言う事が確認できました。今インディカーシリーズとして、もてぎへの心配は無いと思います。チームやドライバーも「With You Japan」のステッカーを張ってくれたり、日本をサポートしたいという気持ちがとても大きく、彼らももてぎで良いレースをして日本の人たちを元気付けたいと考えているように思います。