初のスマートフォン向け放送局「NOTTV」、mmbiとNTTドコモが4/1開局

 mmbiは16日、スマートフォン向け放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」を4月1日に開局すると発表した。

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今年度100万契約目指す!……初のスマホ向け放送局「NOTTV」4月1日スタート
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  • mmbi代表取締役社長の二木治成氏
  • 質疑応答に臨む(左から)mmbi常務取締役の小牧次郎氏、代表取締役社長の二木治成氏、NTTドコモ プロダクト部長 丸山誠治氏
  • 今年度100万契約目指す!……初のスマホ向け放送局「NOTTV」4月1日スタート
  • 今年度100万契約目指す!……初のスマホ向け放送局「NOTTV」4月1日スタート
 mmbiとNTTドコモは16日、「NOTTV開局・NTTドコモ新商品発表会」を開催し、「スマートフォン向け放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」を4月1日に開局すると発表した。

■「2013年4月までに全国をカバー」「2012年度に100万契約」……二木治成社長

 「NOTTV」は、V-Highマルチメディア放送「モバキャス」で番組等のコンテンツ配信を行うスマホ向け放送局。スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末から、従来のテレビ放送と同等の高画質で、「リアルタイム放送」「蓄積型放送」が視聴できる。サービス利用料は月額420円。

 リアルタイム放送は、エンタメ・スポーツ・音楽中心とした総合編成の2チャンネルと、ニュースに特化した1チャンネルの合わせて3チャンネルを用意。蓄積型放送では、、おすすめコンテンツを自動的に一時保存して、自分の好きなときに見られるシフトタイム視聴が可能。また、スマホやタブレットの特性を活かし、Twitter等SNSと連携するほか、今後は雑誌やゲーム、アプリケーション、音楽などの各種デジタルコンテンツも配信される予定。追加料金で利用できるプレミアムサービスも提供予定とのこと。

 都内で開催された発表会には、mmbi代表取締役社長の二木治成氏が登壇。「NOTTV」について、コンセプトは「モバイル・スマートTV」とし、「どこよりも誰よりも早く、新しいことに出会える、気づけるきっかけになる」とした。今後の展望として、「2013年4月までに全国をカバーする」「2012年度に100万契約を目指す」と意気込みを述べた。


■「NOTTV」が提供するのは「LIVE(生放送)」の価値

 続いてmmbi常務取締役の小牧次郎氏が登壇、「NOTTV」のサービス詳細についてプレゼンテーションが行われた。

 小牧氏は、「NOTTV」が提供する新たな価値として、「LIVE(生放送)」を挙げ、毎週284時間の生放送コンテンツを用意するとした。通信回線で行われている生中継に対し、地上波放送である「NOTTV」では回線の混雑という問題が発生せず、同時に多くのユーザーが視聴しても特に影響なくスムーズに試聴できるとのこと。また、その目玉番組として、毎日7時間の長時間生放送番組「notty LIVE 7時間!」を放送すると発表。日替わりのMCには、モデルの押切もえさんや、加藤夏希さん、敦士さんらが起用されている。記者会見では、これらnotty LIVEのMCが登場し、番組に対する意気込みを披露した。

 そのほか、独自のコンテンツとしては、フジテレビとの共同制作によるオリジナルドラマも作成される。「モバイルスマートTVとしてふさわしい番組」とのことで、毎日15分間ずつ全50話という変則的な形式で放送される。独自のコンテンツ以外にも、プロ野球やJリーグなどのスポーツ中継、音楽コンサート、24時間のニュース番組など豊富なコンテンツを紹介。自社で制作せず、放送権を調達するコンテンツに関しては、「全国で観られない」「NOTTVで最初に観られる」というポイントに絞って調達を行い、特色を出していきたいとしていた。また、画質については「ワンセグよりもはるかに良い画質」と自信をみせた。

 さらに、常時携帯している確率の高いモバイル端末に地上波の安定した電波が組み合わされることで、災害時の情報収集にも有効であるとし、緊急地震速報や安否情報の提供、生放送をカットインしての災害放送などを実施するとした。小牧氏は、「カバーエリアが全国でないこと」「独自の報道網を持たないこと」など欠点も確かにあると認めたうえで、「それでも災害時に一番役に立つ『NOTTV』でありたい」と述べた。


■サービススタート時には2機種、年度上半期にさらに5機種が登場予定

 対応端末については、ドコモから3月に発売されるスマートフォン「AQUOS PHONE SH-06D」と、4月に発売されるXiタブレット「MEDIAS TAB N-06D」が対応すると発表された。端末の販売と同時に、「NOTTV」サービスの予約も受け付ける。対応端末は、今後さらに5機種ほどが順次発表される予定となっている。

 「NOTTV」開局を記念し、初回契約後30日間は無料で視聴できる初回キャンペーンが実施されるほか、上述の対応端末購入と同時に店頭にて「NOTTV」に申し込むと、成約プレゼントとして、「NOTTVオリジナルイヤホン」がもらえるとのこと。

また、3月1日からは「NOTTV」契約前に番組内容や使い勝手等を試してもらえるように、上記の2機種を無償で貸し出しする「NOTTVモニターキャンペーン」のWeb受付を開始する。

 mmbiとドコモは今後、全国をカバーする放送エリア整備を目指し、また、スマートフォン/タブレット以外のデバイスへのサービス展開も検討していきたいとしている。

今年度100万契約目指す!……初のスマホ向け放送局「NOTTV」4月1日スタート

《白石 雄太@RBB TODAY》

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