三宅島での震度5強の地震…「火山に起因する波形とは特徴が違う」と気象庁

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解説する長谷川洋平地震津波監視課長(17日・気象庁)
  • 解説する長谷川洋平地震津波監視課長(17日・気象庁)
三宅島で17日17時57分頃、最大震度5強の地震が発生した。マグニチュードは6.2(速報値)。震源の深さは20km。震源地は三宅島近海、同島から西へ10~20kmの地点。同島は東京都の支援で地方自治体が主催するオートバイ・イベントの島としても知られる。

17日の三宅島は「地震が頻発していたので、またあるのかと思っていました」と、役場職員の一人が語るほど揺れていた。

気象庁の発表では、17日24時までに三宅島で観測された震度1以上の地震は40回。17時57分頃の地震の前後、11時から13時までの間に震度3の地震が4回、18時1分頃には震度3の地震が1回発生している。

「建物や人的被害は報告されていない」(同村総務課)が、道路では、島を一周する循環道路「212号線」など都道10か所で片側斜線が土砂崩落を起こした。被害は伊ヶ谷地区から阿古地区にかけて島の西側に集まる。

いずれも小規模な崩落で通行止めに至ることなく、東京都三宅支庁によって復旧済みだ。村道や林道では安全のために閉鎖された区間がある。定期船が就航する2か所の港は無事だった。

三宅島は2000年に雄山が噴火し、全島避難を余儀なくされた。この噴火後にも群発地震が起きている。この時の地震活動の原因は、地下のマグマ上昇に刺激されたものだった。今回の地震も火山活動の影響が心配される。気象庁地震火山部の長谷川洋平地震津波監視課長は、次のように分析した。

「17時57分頃の地震波形は、火山に起因する波形とは特徴が違う。また、午前中から発生した震度1以上の地震の隙間に、それ以下の地震が多数発生している状況ではない。普通の地震の顔つきです」

さらに、設置された火山監視データにも変化がなく、気象庁は、この地震と火山活動との関連は薄いとみている。

「普通の地震の顔つき」...三宅島で震度5強、火山活動との関連なし

《中島みなみ@レスポンス》

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