学生アニメーションの祭典インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル 2014(ICAF 2014)のスケジュールが決定した。今年はまず東京本大会が9月25日から28日まで国立新美術館にて行われる。その後、北海道、金沢、京都、名古屋の全国4都市の地方会場でも作品が上映される。若い世代の才能を広く紹介する。インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバルは、アニメーションの教育機関が推薦する学生作品を一同に集めた祭典だ。2002年より毎年開催され、10周年を越えて新たな挑戦をスタートさせている。幹事校は女子美術大学、東京造形大学、東京工芸大学、東京藝術大学、多摩美術大学、武蔵野美術大学が務めており、アニメーションの指導教員が実行委員会を組織している。今回のICAF 2014では女子美術大学が担当校で、全国から合計21校が参加する。東京、北海道、金沢、京都、名古屋の5ヶ所で上映を実施する。全会場ともに入場無料となっており、幅広いアニメーションファンに向けて作品を送り出していく。ICAFの出品経験者の中には、アニメーション制作を仕事として続ける卒業生も数多く存在する。『つみきのいえ』で日本人初アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した加藤久仁生監督(ICAF2000)、今年アカデミー賞にノミネートされた『九十九』の森田修平監督(ICAF2001)、『グレートラビット』でベルリン映画祭銀熊賞受賞の和田淳監督(ICAF2008)、『フミコの告白』で話題を呼んだ石田祐康監督(ICAF2010~11)など、第一線で活躍中の面々が揃っている。ICAFには出品経験者が来場し、各校の学生と先輩後輩としてコミュニケーションを図ることもあり、現役の学生にとっても創作の刺激を受ける場になっている。[高橋克則]インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバルhttp://www.icaf.info/[本大会]東京: 2014年9月25日(木)~28日(日)国立新美術館[地方大会]北海道: 2014年11月3日(月・祝)新千歳空港国内線ターミナルビル4F映画館金沢: 2014年11月8日(土)~14日(金)金沢シネモンド京都: 2014年11月28日(金)~11月30日(日)立誠シネマプロジェクト名古屋: 2014年12月6日(土)愛知芸術文化センター