日大など7校に「不適合」判定…医学部不正入試

 大学基準協会は2020年2月5日、医学部医学科入試の調査結果を受けて、北里大学や順天堂大学、日本大学など7大学の大学評価を「不適合」判定へ変更したと発表した。

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 大学基準協会は2020年2月5日、医学部医学科入試の調査結果を受けて、北里大学や順天堂大学、日本大学など7大学の大学評価を「不適合」判定へ変更したと発表した。

 文部科学省が2018年12月14日に発表した「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査最終まとめ」によって問題が明らかになった大学のうち、大学基準協会の大学評価を受けていた7大学について同協会が調査を行った。

 調査の結果、いずれも「学生の受け入れ」について、公正かつ適切な学生の受け入れが実施されていないこと、「管理運営」について、適切な管理運営が行われてないこと、「内部質保証」について、自己点検・評価が適切に実施されていないことなどから、自らの活動を点検・評価し、改善・改革を行うことが明らかになった。この事態を重く受け止め、7大学の「適合」判定を取り消し、「不適合」へと判定を変更した。

 今回、「不適合」判定へ変更となった大学は、岩手医科大学と金沢医科大学、北里大学、順天堂大学、聖マリアンナ医科大学、日本大学、福岡大学。なお、聖マリアンナ医科大学からは異議申立があり、異議申立審査を行ったが、棄却された。
《工藤めぐみ》

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