【中学受験2022】過去問の売れ行き前年比較、注目の共学校はどこ？＜中編＞

　中学受験に向けた準備もいよいよ大詰め。声の教育社より発売中の学校別過去問題集の出庫状況から、注目の共学校を探る過去問出庫ランキングを紹介する。人気の共学校の1位～10位は？学校選びの参考に参考にしていただきたい。

教育・受験小学生

2021.12.10 Fri 17:00

　中学受験に向けた準備もいよいよ大詰め。我が子に合う学校を選び、期日までに願書を提出することは、保護者にとって緊張を伴う最大ミッションのひとつだろう。人気校・難関校の中学入試過去問題集を取り扱う出版社として、知名度も信頼度も高い声の教育社より発売中の過去問題集の出庫状況から、注目の共学校を探る。

過去問出庫率前年比較（共学校編・中編）

　3年間の出庫率（前年比）を見ていくと、例年受験者数の多い栄東中学校の後半日程を中心に収録された第2集が132.7％と大きく伸びて1位となった。入試日程が早いこと等の理由から併願校として受験者数が多いイメージの栄東中学校だが、声の教育社の分析によると「本命校」とする受験者が増えていることが、過去問の売行きが伸びた要因のひとつと考えられるという。その他、新校長の着任により学校改革が進む私立校や、国公立校、大学附属校が目立つ結果となった。1～10位は以下のとおり。

過去問出庫率前年比較＜共学校編・中編＞TOP1～10位
数字の見方例：校名　一昨年110％→昨年100％→今年95％

1位　栄東中学校2（B日程・東大II）　101.2%→86.8%→132.7%
2位　千葉市立稲毛国際中等教育学校　87.3%→94.3%→124.4%
2位　安田学園中学校　102.3%→103.1%→124.4%
4位　関東学院中学校　104.2%→99.5%→123.6%
5位　神奈川大学附属中学校　93.1%→119.7%→122.0%
6位　成蹊中学校　98.9%→101.4%→120.6%
7位　東京学芸大学附属小金井中学校　93.5%→97.3%→120.3%
8位　都立両国高校附属中学校　92.9%→101.0%→119.5%
9位　横浜創英中学校　97.9%→106.3%→118.9%
10位　東京電機大学中学校　96.7% →111.5%→118.6%

　下記「声教チャンネル」動画より、1～10位までの共学校の過去問出庫状況、人気上昇の理由等、詳しい解説を視聴できる。

【中学受験】今年はどうなる？過去問出庫率前年比較（共学校編・中編）
過去問が売れてる人気校、そして狙い目校はどこ？※2021年11月時点　YouTube「声教チャンネル」に自ら出演し、各種学校説明会等の講演や相談員としても引っ張りだこの声の教育社後藤氏によると「30位以上は前年比110％を超えており、志望校は分散しつつも、全体的には高い倍率になることが予想される」という共学校。6年間の学びからこの先の人生の土台を築いてほしいと願う保護者と、10代の貴重な6年間を共に学ぶ友や師と出会い、過ごす子供たち本人にとって大きな岐路となる学校選び。ぜひ過去問の売れ行きや、気になる学校の出題傾向も参考にしていただきたい。

　>>共学校編・後編はこちら。
　>>共学校編・前編はこちら。
　>>男子校編はこちら。
　>>女子校編はこちら。

　過去問出庫状況1～10位の共学校の過去問題集は以下のとおり。（Amazonへ遷移します）