東京都は「2023年度コミュニケーション アシスト講座」の詳細を公表した。対人関係の悩みや、コミュニケーション、「読み・書き」などの特定分野に苦手を感じる都立高校生が対象。講座は長期、短期など3講座となる。
「コミュニケーション アシスト講座」は、都立高校（中等教育学校後期課程を含む）の教育課程外かつ学校外で実施する、東京都教育委員会が運営する特別な講座。2023年度は、通年長期講座A・通年短期講座B・短期集中講座Cを実施する。
対象は、都立高校に在籍していて、「対人関係やコミュニケーションが苦手」「興味や関心が特定のことに偏る」「注意散漫で1つのことに集中できない」「落ち着いていることができない、衝動的に行動してしまう」「勉強で『読み』『書き』『計算』等、特定のことが特に苦手」といった悩みや困りごとを抱える生徒が対象。中学校において、特別支援教室で指導を受けていた生徒なども対象となる。
講座では、ソーシャルスキルやコミュニケーションスキルなどに関する指導の専門性と経験を有する民間事業者の指導のもと、グループでの共同作業や共同学習で、他者との協働の仕方やチームワークを身に付けたり、コミュニケーションやストレスマネジメントなどを学ぶ。
通年長期講座Aは、2023年6月3日より2024年2月24日まで、毎週土曜日に計30日間実施。開催場所は、飯田橋および府中。
通年短期講座Bは、通年期間を3期に分け、各期ごとに参加者を募集。第I期は6月3日～9月16日まで、毎週土曜日に計10回実施。開催場所は、飯田橋および府中。
短期集中講座Cは、7月26日～7月31日（7月30日除く）と、8月18日～8月23日（8月20日除く）の2期で、各期5日間実施。オンライン講座となる。
すべての講座で、定員を超えた場合は抽選になる。申込方法は、在籍する都立高校などから行う。実施予定日、プログラム内容等の詳細はWebサイトで確認できる。
