北星学園は2024年2月22日、北星学園大学短期大学部（札幌市厚別区）の学生募集を2025年度以降停止すると発表した。18歳人口の減少や四年制大学志向などで入学者数が低迷していたことを踏まえ、多角的に検討したとしている。
北星学園大学短期大学部は、「キリスト教に基づく教育」という建学の精神に基づき、「深い教養と専門知識・技能を修得し、愛と奉仕に生きる自由な人間」の育成という教育目標を掲げ、1951年に北星学園女子短期大学として開学。2万人を超える卒業生を輩出してきた。
一方、近年は18歳人口の減少や新型コロナウイルスの影響、四年制大学志向など社会情勢が大きく変化し入学者数が低迷。これらを踏まえ、2月20日の理事会において、多角的に検討した結果、2024年度募集（2024年4月入学生対象の入試）を最後に、2025年度以降募集を停止することを決定した。
今後、2024年度入学生を含む在学生が卒業するまで、これまで以上に、充実した教育活動、進路支援など万全の体制を整え、在学生が安心して学修できるよう、全教職員が学生ひとりひとりに責任をもって対応する。また、卒業後も支障がないよう、学籍簿の保管、卒業後の証明書発行、同窓会の活動などの支援体制を整えるとしている。
