「大工育成塾」全国集合研修、11月に岡崎で“初”開催|建築に欠かせない大工の担い手減少に歯止めを掛ける

現在、全国の大工人口は40年で約4分の1に減少。日本の建築文化・伝統を守り、リフォームや災害時にも必要となる大工の「技」を絶やさず次世代へつなぐために、全国の地域商社が立ち上がる。



創業1917年(大正6年)、100年超の歴史を有する岡崎製材株式会社(代表取締役:八田欣也、以下「岡崎製材」)が取り組む、若手大工の技能継承と担い手育成を目的とした「大工育成塾」の全国集合研修を、2026年11月4日(水)から6日(金)まで、愛知県岡崎市・名古屋市で開催。岡崎市での開催は今回が初となります。
全国8地域から若手大工と指導者が集まり、実践的な技術研修や交流を通じて、現場で必要となる幅広い大工技術を学ぶこの機会。大工人口の減少によって失われつつある技術や知恵を次世代へ受け継ぐとともに、地域を越えて大工同士が支え合うネットワークを育み、これからの住まいづくりを担う人材の育成につなげます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96178/33/96178-33-f77986f071af99e7300fc7838cad193f-1920x1280.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
地域を越えて集う大工たちと、手から手へ受け継がれる技術

【全国8地域から、若手大工と指導者が岡崎に集結】
国土交通省の補助事業「大工技能者等の担い手確保・育成事業」の一環として実施する全国集合研修です。日本が直面する「建築業界の担い手不足」を地域・現場から解決を目指し、技術研修と地域を越えた交流を通じて、担い手不足が進む建設業界の次世代育成と、大工技能の継承を推進します。

※当社大工へのインタビュー・事前取材も可能です。お気軽にご相談ください。

■ 3つのポイント

01 全国集合研修を岡崎で初開催
岡崎市での開催は初めて。岡崎は、若い大工や建築事業者が数多く活躍する三河地方の中心地です。地域全体で人材育成に力を入れ、次世代の担い手育成モデルとして全国から注目を集めます。
02 担い手不足への具体的な挑戦
地域工務店と連携した実践的な技術研修や建て方研修を通じて、若手が技を継承し、地域の木造建築を支える仕組みを発信。岡崎製材が取り組みのプラットフォームとなります。
03 全国8地域が参加
山梨・山口・岡山・長崎・大分・鹿児島・愛知(名古屋・岡崎)の各拠点から、若手大工と指導者が参加。地域を越えて技術と育成の知見を共有し、全国の大工仲間の輪を広げます。

■ 概要

[表: https://prtimes.jp/data/corp/96178/table/33_1_558a5c0874d0ecd49a7c606633eb7a27.jpg?v=202610071147 ]
木材と向き合い、長年伝承される大工の技を教え、学ぶ職人たちが岡崎に集結
真剣な表情で道具を扱う若手大工、手元を見守る指導者、地域を越えた交流。実技研修ならではの動きと音、職人技の迫力を間近に感じられる機会です。日本の建築文化を守り、次世代へ技をつなぐ取り組みを、岡崎から発信します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96178/33/96178-33-3b5d6716dacdc1ca818005ff6623d8e2-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
指導者から直接技を学び、木材と向き合う若手大工


AI時代に、かけがえのない“手”でしか継げない“技”がある

住宅建築の工業化で生産性が高まる一方、工種の細分化などによって、大工の高度な技能が発揮される工程は減少。技能が収入に反映されにくい構造が、担い手不足にもつながってきました。しかし、ストック活用(リフォーム・リノベーション)の拡大などによって、木材や建物を読み、現場で判断・加工・施工できる大工の技術価値が再び高まっています。
■ DATA 01|減る担い手、評価されにくかった技能
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96178/33/96178-33-a0b52f26681299fb9eef9c239d8dfda5-640x350.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
実績値は総務省「国勢調査」より。予測値は野村総合研究所〔2018年公表〕より引用

▲大工人口は1985年の81万人から、2030年には21万人へ減少する予測
技能を学び、受け継ぐ若い人材が減少するなか、長年培ってきた知識や技術を、次世代へ伝える機会も限られています。建築技術と文化を未来へつなぐため、技能を実践的に学び、継承できる環境づくりが求められています。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96178/33/96178-33-88be134a5e3264d54074fc17ecfdeaf6-723x601.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
厚生労働省 職業情報提供サイト job tag〔令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工〕

▲大工の平均年収は、電気工事士より142.6万円低い
住宅建築の生産性が向上する一方、工種が細分化される中で、その成果は大工の給与には十分に反映されず、技能の価値が待遇に結びつきにくい状況が続いてきました。

■ DATA 02|新築からリフォームへ。再び「大工の腕」が必要に
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96178/33/96178-33-d72668f824bf568c417a33a0ce8f359c-984x491.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
実績値は国土交通省「住宅着工統計」より。予測値は野村総合研究所〔2026年公表〕より引用

▲新設住宅着工戸数は、2040年度に61万戸まで減少する見通し
新設住宅着工戸数は長期的に減少傾向が続き、2040年度には全体として61万戸(2025年度比約18%減)にまで落ち込む見通しで、需要が縮小しています。結果として、消費者のニーズは賃貸や中古住宅へとシフトしています。

[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96178/33/96178-33-479738562c91ec6ab83094771531e91e-1199x543.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
実績値は住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住宅リフォームの市場規模」より。予測値は野村総合研究所〔2026年公表〕より引用

▲新築が減る一方、既存住宅を活かすリフォーム市場は拡大へ
リフォームは、建物を解体して初めて分かる部分が多く、既存建物の構造や劣化状態を読み取り、古い部分と新しい部分を適切につなぐためには、大工の豊富な経験、高い技術力、その場で最適な方法を考える判断力と対応力が不可欠です。

■ 世界で高まる「現場技能職」の価値

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96178/33/96178-33-715686d9028c07f9b793ebf8987cf07a-2025x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
現場を読み、自らの手と技能で問題を解決する力を実践の中で磨く
AIの進展や深刻な人手不足を背景に、世界では「現場で手を動かし、状況に応じて問題を解決する技能」の価値が見直されています。なかでもアメリカでは、建設業や物流業などの現場職で高収入を得る人が増え、「ブルーカラーミリオネア」と呼ばれる存在が注目され、社会に欠かせない仕事でありながら、従来は低賃金と見られがちだった技能職の市場価値が、国際的に高まりつつあります。
こうした変化は、アメリカだけのものではありません。日本でも人手不足や建物の老朽化が進み、新築だけでなく、既存建物の改修や維持に対応できる技能者の需要は、今後さらに高まると予想されます。技術革新によって人手不足を補う側面もありますが、現場を読み、自らの手と技能で問題を解決する。そうしたAIでは代替しにくい大工の価値が、改めて見直される可能性があります。




■ 受け継がれてきた大工技術「手刻み」

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96178/33/96178-33-85c4198986cfab1face699b8bb75a2e2-1500x1000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
木を読み、自らの手で加工し、現場に合わせて納める「手刻み」の技術
木の性質や特徴を見極め、どの木を、どこに、どのように使うのかを判断する「手刻み」という技術は、長い年月をかけて大工から大工へ受け継がれてきました。しかし現在は、木材を工場であらかじめ加工するプレカットが主流となり、大工が手刻みを学び、実践する機会は減少しています。その結果、木を読み、自ら加工し、現場に合わせて納める技術も失われつつあるのが現実なのです。




■ リフォームや災害時に求められる大工の技術

[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96178/33/96178-33-8c33f869f9937e456cb2efce897d2ddd-2194x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
予測できない現場にも対応できる判断力と応用力を培う
一方、リフォームや難しい改修では、既存建物の状態に応じて、その場で加工や調整を行わなければならない場面があります。また、近年増加する震災や水害などの災害時には即時対応が求められるものの、工場や物流が止まってしまえば、安全・安心であるはずの生活空間を維持することが難しい。だからこそ、自らスピーディーに加工して応急修理・改修する大工技術が求められます。
手刻みを学ぶことは、昔の技法をそのまま保存することではありません。予測できない状況にも対応できる、大工本来の判断力と応用力を身につけることでもあります。大工育成塾では、幅広い大工技術を学ぶ一環として、こうした手刻みの技術も実践的に学びます。




■ 技術を受け継ぎ、地域を越えてつながる

[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96178/33/96178-33-59023dc0131339ebbdb8421659dc6f6d-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
技を学び合い、地域を越えた「生きたネットワーク」を育む大工育成塾の受講生たち
高度な技能を持つ大工が減れば、日本の木造建築を支えてきた技術や知恵、文化も失われていきます。大工育成塾は、現場で必要となる幅広い大工技術を実践的に学び、次世代へ受け継ぐための取り組みです。
同時に、技術を学ぶだけでなく、地域を越えて同じ志を持つ大工が出会い、互いの経験や知恵を共有できる場でもあります。ここで生まれる横のつながりは、「生きたネットワーク」となり、大工一人ひとりの成長を支えていきます。




■ 大工の価値を高め、建築技術・文化を未来へつなぐ

[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96178/33/96178-33-59954acb29ea01703a7047ede895f2f4-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
地域の住まいを守り、日本の建築技術・文化を未来へつなぐ次世代の大工たち
幅広い技能と現場対応力を身につけた大工は、新築工事だけでなく、拡大するリフォーム市場を支え、凝った建築や難しい改修に応えながら、地域の木造建築を守る重要な役割を担います。
大工育成塾は、次世代の担い手を育成し、専門性や技能の価値が正しく評価される環境づくりを通じて、大工の待遇改善と、日本の建築技術・文化の継承を目指します。



◆岡崎製材株式会社(代表取締役 八田欣也、愛知県岡崎市戸崎元町4番地1)
 創業1917年(大正6年)、100年超の歴史を有する愛知県岡崎市の老舗材木屋、岡崎製材株式会社。一流の目利きが世界中から仕入れた多種多様な木材は国産・外国産合わせて120樹種・5万点を超え、日本一の保有量を誇ります。他社では取扱いのない稀少樹種や巨大サイズなど幅広いラインナップを取り揃え、お客様の理想を実現するため、木の世界を知り尽くした専門チームが、お客様のデザイン・空間づくりや用途に応じて最適な素材をご提供いたします。
会社ホームページ:https://www.okazaki-seizai.co.jp/
会社紹介:
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=lnLWuhfzHpE ]


本件に関するお問い合わせは岡崎製材株式会社の上田 萌子(うえだ もえこ)までお願いいたします。
TEL 0564-51-0861(事務所)
E-Mail: m.ueda@okazaki-seizai.co.jp

Instagram
https://www.instagram.com/okazaki_seizai.official/


【過去のプレスリリース一覧】
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/96178

プレスリリース提供:PR TIMES
page top