東京都福祉保健局は、多くの人が海外へ旅行する夏休みシーズンを前に「海外旅行者・帰国者のための感染症予防ガイド」を作成した。7月17日より、都内4か所のパスポートセンターなどで無償配布される。 ガイドブックは、世界一の都市・東京の実現を目指す「東京都長期ビジョン事業」の一環で作成された。日本国内で発生が確認されていない感染症も含め、感染症の注意点や、予防のポイント、帰国後の健康状態をチェックできる体調管理シートなど、感染症予防に必要なポイントをコンパクトにまとめた内容になっている。 同書では、旅行前の感染症についての情報収集や予防接種から、旅行中に気をつける食材や具合が悪くなった時の対応、帰国後に注意すべき症状などについて紹介しているほか、「体調管理シート」には予防接種歴などの基本情報や、帰国後の体調の変化を記録できるため、症状が現れた際に、受診に活かすことができるようになっている。 「海外旅行者・帰国者のための感染症予防ガイド」は、都内4か所のパスポートセンター（有楽町、新宿、池袋、立川）で無償配布されるほか、都内の旅行代理店などでも配布する予定。また、東京都のホームページからも自由にダウンロードできるようになっている。
