夏のボーナス、大手の平均95万6,027円…前年比3.91%増

 日本経済団体連合会(経団連)は2023年6月29日、「2023年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(第1回集計)」を公表した。大手企業における夏のボーナス平均妥結額は、前年(2022年)比3.91%増の95万6,027円。「商業」「鉄道」など8業種が前年を上回った。

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2023年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況
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 日本経済団体連合会(経団連)は2023年6月29日、「2023年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(第1回集計)」を公表した。大手企業における夏のボーナス平均妥結額は、前年(2022年)比3.91%増の95万6,027円。「商業」「鉄道」など8業種が前年を上回った。

 調査対象は、原則として従業員500人以上の主要21業種大手241社。18業種159社の妥結を把握しているが、このうち38社は平均額不明などのため集計より除外している。

 大手企業における夏のボーナス平均妥結額は95万6,027円。前年の妥結額92万76円より3.91%上昇した。

 業種別でみると、トップは「建設」で127万8,054円(前年比2.33%減)。ついで、「機械金属」108万9,354円(前年比15.33%増)、「造船」101万2,763円(前年比9.38%増)、「自動車」101万2,409円(前年比10.54%増)、「食品」100万5,851円(前年比4.22%増)など。

 16業種のうち、「食品」「機械金属」「電機」「自動車」「造船」「商業」「鉄道」「情報通信」の8業種が前年より増加した一方、「非鉄・金属」「繊維」「紙・パルプ」「印刷」「化学」「セメント」「鉄鋼」「建設」の8業種は前年を下回った。

 製造業と非製造業を比べると、製造業110社の平均は前年比3.07%増の94万9,186円、非製造業11社の平均は前年比9.48%増の100万1,251円となっている。

《奥山直美》

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