「国際系」1位は…2023学部系統別実就職率ランキング

 大学通信は2024年2月1日「2023年学部系統別実就職率ランキング(国際系)」を公開した。3位は横浜市立大・国際商学部、4位は京都産業大・国際関係学部、5位は新潟県立大・国際地域学部がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

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2023年学部系統別実就職率ランキング【国際系】
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 大学通信は2024年2月1日「2023年学部系統別実就職率ランキング(国際系)」を公開した。3位は横浜市立大・国際商学部、4位は京都産業大・国際関係学部、5位は新潟県立大・国際地域学部がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

 ランキングは、医科・歯科の単科大などを除く全国749大学を対象に今春の就職状況を調査。565大学から得た回答(2023年10月10日現在)をもとに、系統別に学部実就職率上位校をまとめた。実就職率(%)は、「就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率=就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いる。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。

 ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。東京大などデータを未公表、または未集計の大学・学部も掲載していない。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載している。

 3位は実就職率96.9%の横浜市立大・国際商学部。経営学と経済学を中心とした学問的な専門性と、現実の国際的な社会経済活動に即した教育で、既成概念にとらわれない課題発見力と企画立案力、実業界で役立つ確かな英語力を培う。また、文理融合的な思考力を養い、数理的な理解力やデータ分析能力などを生かせるような特色ある教育を行う。2年次には、海外留学・学外実習として、海外サマーセミナー参加、海外企業インターンシップなど積極的に海外体験を推奨する期間がある。

 4位は実就職率95.5%の京都産業大・国際関係学部。4年間を通して少人数での演習やゼミで主体的に学ぶ。1年次の「海外フィールド・リサーチ」では、すべての学生が英語圏・アジア圏の7か国いずれかに約3週間滞在。各国のリサーチテーマに沿って調査・議論を行い、学びを深める。2年次には「国際関係・政治」「国際関係・経済」「国際関係・共生」の3コースに分かれ、幅広い視点から国際社会の諸問題を追究する。このほか、「国際キャリア開発リサーチ」など、海外で学びを深めるためのさまざまなプログラムを用意している。

 5位は実就職率94.3%の新潟県立大・国際地域学部。同学部では、2年次から相互にリンクした3つの専門コースに分かれて学修する。「国際関係コース」「比較文化コース」「露中韓コース」共に、人類の持続可能な未来のために必要不可欠な専門知識と考察を提供する。学生の英語の自立学習を促進・サポートする教室などの設備も充実。アメリカやカナダの大学で3~5週間学ぶ英語研修プログラムや、海外の学生と英語で交流しながら課題に取り組むフィールド・スタディプログラム、英語圏への派遣留学や交換留学制度も備えている。

 6位は国立大トップの実就職率94.2%で千葉大・国際教養学部がランクイン。ついで、7位 金城学院大・国際情報学部(実就職率94.1%)、8位 長野県立大・グローバルマネジメント学部(同94.1%)、9位 新潟国際情報大・国際学部(同93.8%)、10位 中央大・国際情報学部(同93.1%)。以下、23位 共愛学園前橋国際大・国際社会学部まで実就職率90%以上であった。

 大学通信のWebサイトでは、国際系実就職率ランキング1位・2位を確認できるほか、上位校についてもランキング結果に結びついた分析を含め紹介している。

2023年実就職率ランキング「国際系」1位は?

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《川端珠紀》

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