大学通信は2024年2月1日「2023年学部系統別実就職率ランキング（福祉系）」を公開した。3位は岡山県立大・保健福祉学部、4位は新潟医療福祉大・社会福祉学部、5位は高崎健康福祉大・健康福祉学部がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。
ランキングは、医科・歯科の単科大などを除く全国749大学を対象に今春の就職状況を調査。565大学から得た回答（2023年10月10日現在）をもとに、系統別に学部実就職率上位校をまとめた。実就職率（％）は、「就職者数÷（卒業生数－大学院進学者数）×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率＝就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いる。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。
ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。東京大などデータを未公表、または未集計の大学・学部も掲載していない。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載している。
3位は実就職率98.6％の岡山県立大・保健福祉学部。看護学科と栄養学科のほか、2021年4月に誕生した現代福祉学科と子ども学科の4学科で構成。看護、栄養、福祉、幼児教育（保育）の分野で、地域社会や国際社会の人々の健康維持と増進に積極的に貢献できる人材の育成を目指している。また、吉備の杜のプロジェクトを含む、地域におけるさまざまな専門的活動プログラムや、海外の大学との学術・文化交流プログラムを積極的に実施している。
4位は実就職率98.4％の新潟医療福祉大・社会福祉学部。2024年4月に心理・福祉学部に名称変更し、社会福祉学科と心理健康学科の2学科に改組を予定。5位は実就職率98.3％の高崎健康福祉大・健康福祉学部で、社会福祉学科・医療情報学科・健康栄養学科の3学科を擁する。
以降、6位 山口県立大・社会福祉学部（実就職率98.0％）、7位 聖徳大・心理・福祉学部（同96.9％）、8位 聖隷クリストファー大・社会福祉学部（同96.7％）、9位 金城大・社会福祉学部（同96.3％）、10位 兵庫大・生涯福祉学部（同96.3％）が続き、私立大7校、公立大3校がトップ10入りを果たした。
首都圏の大学は、7位の聖徳大・心理・福祉学部（96.9％）のほか、12位に埼玉県立大・保健医療福祉学部（実就職率95.8％）、20位に東京都立大・看護福祉学部（同93.8％）などがランクインしている。
大学通信のWebサイトでは、福祉系実就職率ランキング1位・2位を確認できるほか、上位校についてもランキング結果に結びついた分析を含め紹介している。
2023年実就職率ランキング「福祉系」1位は？
