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【大学受験2027】清泉女学院大「農学部」千曲市に新設

 長野市の清泉女学院大学は2024年7月11日、2027年4月に千曲市に「農学部」を新設する構想を発表した。なお、同大は、2025年4月に「清泉大学」と校名を改め、共学になることが決まっている。

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 長野市の清泉女学院大学は2024年7月11日、2027年4月に千曲市に「農学部」を新設する構想を発表した。なお、同大は、2025年4月に「清泉大学」と校名を改め、共学になることが決まっている。

 2024年7月11日、清泉女学院大学の田村俊輔学長が千曲市の小川修一市長と共同会見し、2027年4月に「農学部アグリデザイン学科(仮称)」を開設予定と発表した。一般的な農業に加え、ワインやみその発酵・醸造を学ぶ「農芸化学コース」と、農業を通じた経営や観光、地域活性化を学ぶ「地域創生コース」を設置する。

 千曲市の旧更埴庁舎が候補地で、定員は80人規模。実現すれば市内初の高等教育機関となる。小川修一市長は「千曲市においても長年の悲願だった。地域の生涯学習の機会提供にもつながる。さまざまな波及効果を生み出す大変いい話をいただいた」と語っている。

 構想推進にあたり、文部科学省「大学・高専機能強化支援事業」の支援1「学部再編等による特定成長分野への転換等に係る支援」に申請を行い、同事業の支援の対象として選定された。これにより2026年3月の認可申請、2027年4月開設に向けて準備を進めるという。

 田村俊輔学長は「今の農業を何とかしなければいけない、それが十分にできる。私は魅力的な仕事だと思う。(若者が)地域の新しい将来をつくるだけでなく、世界が直面する危機をチャンスに変えていく未来を夢見たい」と語っている。

 同大は2025年4月に「清泉大学」と校名を改め、全学部全学科を男女共学とすることが決定している。また、あわせて人文社会科学部(情報コミュニケーション学科、文化芸術学科)の新設を設置予定。少子化が進み、各地の女子大が生き残りを迫られる中、共学化に加え、さらなる学部の新設で新たな魅力づくりに取り組む。

《中川和佳》

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