大阪歴史博物館は2026年7月8日から8月31日まで、NHK大河ドラマと連動した特別展「豊臣兄弟!」を開催している。豊臣秀吉の弟・秀長を主役に据え、149件の歴史資料を通じてその実像に迫る内容となっている。
2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」は、「彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた豊臣秀長の目線で、戦国時代をダイナミックに描く物語だ。同展覧会はドラマと連動し、これまであまり光のあたることがなかった秀長の人となりや、兄・秀吉の天下一統を支えた数々の功績を貴重な歴史資料から読み解く構成となっている。
豊臣秀長は天文9年(1540)に尾張国中々村(現・愛知県名古屋市中村区)に生まれた。3歳年上の兄・秀吉とともに百姓から武士となり、数々の戦を勝ち抜いて兄弟で天下一統を成し遂げた人物だ。冷静で穏やかな性格から、秀吉とライバル武将たちとのよき調整役を担い、大和国(現・奈良県)の郡山城を拠点にさまざまな改革を推し進めた。「大和大納言様」と領民に親しまれたが、病気のため51歳でこの世を去った。
「内々の儀は利休、公儀の事は秀長」という言葉からは、秀吉の補佐役としての秀長の強い自負がうかがえ、兄弟が強い絆と揺るぎない信頼関係で結ばれていたことが伝わってくる。
同展のおもな見どころは、(1)秀長の知られざる素顔に迫るでは、同展の主人公である秀長の肖像画をはじめ、温厚で実務に長けた人柄がにじみ出る書状、秀長所用と唯一特定できる茶入など、稀少な秀長関連の文化財が揃う。なお、展示内容は会場ごとに異なる。
(2)天下一統の足跡をたどる資料では、中国攻めから小田原攻め、天下取りの象徴・聚楽第、城主としての国づくり、そして病床の日々まで、数々の合戦図屏風や貴重な歴史文書を通じて、戦国の世を変えた豊臣兄弟の歩みをたどることができる。
(3)秀長を支えた家臣団に注目では、秀長を支えたのは、藤堂高虎、桑山重晴・元晴、横浜一庵、小堀正次らの有能な家臣団だった。大阪会場では、桑山元晴の愛刀であった国宝「桑山保昌」をはじめ、彼らの武功を象徴する遺品や主君の事績を伝える文書から、豊臣政権の実像に迫る。
(4)豊臣家ゆかりの工芸品では、豊臣兄弟が愛した能楽と茶の湯、高台院の華麗な調度など、桃山から江戸初期にかけて花開いた文化を紹介する。「名物南泉一文字」をはじめ、徳川美術館が誇る刀剣コレクションも展示される。
同展は前期展示(7月8日~8月3日)と後期展示(8月5日~8月31日)に分かれており、全期間中、一部の作品はこれ以外にも展示替えが行われる。
観覧料(税込)は、大人は前売・団体1,800円、当日2,000円。高校生・大学生は前売・団体800円、当日1,000円。中学生以下、障害者手帳などをもつ人(介護者1名を含む)は無料。団体は20名以上が対象。高校生・大学生は学生証の提示が必要。なお、大阪市内在住の65歳以上の人も有料となる。
同展では、2種類のグッズセット券も販売している。グッズセット券(1)「花押の兄弟!」てぬぐいセット券(4,000円・税込、大人のみ)は、秀吉と秀長の花押を1枚のてぬぐいにデザインしたもの。紺色は大阪会場のみのカラーで数量限定となっている。サイズはW34×H90cm。
グッズセット券(2)「秀吉の馬印・千成瓢箪」ネックピローセット券(8,500円・税込、大人のみ)は、コンパクトな瓢箪のぬいぐるみを広げるとネックピローに変身するグッズ。数量限定で、なくなり次第終了となる。
いずれのグッズも、同展会期中・開催日・開館時間に限り、会場の特設ショップレジカウンターで引き換えられる。また、限定数量の上限に達しない場合のみ、会場特設ショップでも販売される。
◆NHK大河ドラマ特別展「豊臣兄弟!」
日時:2026年7月8日(水)~2026年8月31日(月)9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場:大阪歴史博物館 6階 特別展示室
対象:一般(中学生以下無料)
参加費:大人当日2,000円(税込)、大人前売・団体1,800円(税込)、高校生・大学生当日1,000円(税込)、高校生・大学生前売・団体800円(税込)、中学生以下無料
申込方法:各種プレイガイドまたは展覧会公式チケット(オンライン)にて購入

