国土交通省は5日、東日本大震災で自動車が津波に流されるなどの被害にあった人に対し、避難所などで自動車の諸手続の相談や自動車の無料点検を行う「移動自動車相談所」を開設すると発表した。7日から実施する。自動車を津波に流された被災者が多く、どのように廃車手続きをすればよいのか、あるいは海水に浸かった自動車を使用し続けて大丈夫かなど、自動車に関する不安を持つ被災者が多く、東北運輸局や同局管内の運輸支局に問い合わせが多いという。このため、各運輸支局が自動車整備振興会などの協力を得て、移動相談所を設けて相談を受けることにした。相談所では、岩手、宮城、福島運輸支局の職員、自動車検査独立行政法人職員、軽自動車検査協会職員、自動車整備士などの関係者が対応する。5日時点での実施場所は次の通り。●4月7日午前=宮城県七ケ浜町七ケ浜国際村避難所●4月7日午前=福島県郡山市ビックバレットふくしま避難所●4月7日午後=宮城県七ケ浜町中央公民館避難所●4月7日午後=福島県郡山市郡山養護学校避難所●4月8日午前=宮城県岩沼市岩沼市役所●4月8日午前=福島県福島市パレスいいざか避難所●4月8日午後=宮城県岩沼市岩沼市役所●4月8日午後=福島県福島市あづま総合運動公園避難所●4月9日午前=福島県二本松市JICA二本松避難所