iPadや電子黒板も活用、やる気の向上を図る新タイプ学習塾

 リンクアンドモチベーションと栄光は5月12日、高校生を対象とした新学習塾「モチベーションアカデミア渋谷校」を開校した。

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モチベーションアカデミア
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 リンクアンドモチベーションと栄光は5月12日、高校生を対象とした新学習塾「モチベーションアカデミア渋谷校」を開校した。

 両社は2010年11月に合併会社「モチベーションアカデミア」を設立、従来の学習塾が提供してきた教科学習を超えた人材育成を目指し、新たな塾の開校準備を進めてきた。

 モチベーションアカデミアは、課題解決力、コミュニケーション力など、学力にとどまらない幅広い能力を持った人材を育成することを目指して設立された学習塾。栄光ゼミナールの学習塾としてのノウハウに加え、リンクアンドモチベーションが培ってきた心理学の手法を応用し、科学的にやる気を引き出す「モチベーションエンジニアリング」を活用し、社会に出ても必要となる幅広い能力を持った人を育成する新しいタイプの学習塾だという。

 授業は参加型の「エデュテインメント型」で、海外のボーディングスクールやプレップスクールを手本にしているという。最大でも10人ほどの少人数で、モチベーションエンジニアライセンスを取得した講師のリードのもと、生徒一人ひとりが自ら積極的に参加するのが基本。生徒は仲間たちとコミュニケーションをとり、さまざまな視点から課題に取り組み、理解を深めていく。またポータブルスキルの授業には、ゲーム性を取り入れ、楽しみながら着実に学ぶことができるという。

 また、学力向上の授業に加え「コミュニケーションスキル」「ロジカルシンキング」といった、社会での活躍を見据えた能力を養成するカリキュラムを取り入れ、学習に対する科学的な動機づけを行い、「やる気」の向上を図るという。計画の立て方や成績の分析、モチベーションのコントロール方法などの「ポータブルスキル」を高めることで、そのとき必要な勉強を自分の意志で効率的に進めていくことが可能になるとしている。

 入塾のタイミングで164の質問による診断テストを行い、学力だけでなく性格や思考・感情の特長等を分析し、生徒の課題を明らかにするという。

 教室での授業の前に、iPadを使い講師の講義映像を見て予習をする。映像での授業で分からなかった内容や疑問をはっきりさせて、教室での授業に臨み、分からないところをそのままにしないようにする。また、テキストもすべてデータ化し、効率的に勉強が進められるという。教室での授業も電子黒板を採用し、板書の時間を必要最小限することを可能にした。さらに、iPadを活用し、自らスケジュール管理やタスク管理を実施。自己管理能力を身につけられるとともに、学習の進行度合いやスケジュールをデータ管理、講師と共有することでアドバイスが受けやすくなるとしている。

 5月12日の開校後、一般募集を開始し、授業は6月より開始する予定。渋谷校を皮切りに、今後、他地域での開校準備を進めるという。

◆モチベーションアカデミア
対象:高校生
学習内容:大学受験対策(英語・数学等一般教科の受験指導)、ポータブルスキルを学ぶ授業
場所:東京都渋谷区桜丘町15-14 フジビル40 3F
《前田 有香》

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