米アップルは7日(現地時間)、iPhone 4S向けの秘書機能アプリケーションソフトウェア、「Siri」を日本語対応すると発表した。8日より、順次提供を開始する。 日本語版Siriを使うには、iPhone 4SをiOS 5.1にアップグレードし、Siriを有効にする必要がある。アップルによると、多くのユーザーはすぐにSiriを利用できるが、一部、時間がかかる場合もあり、その場合、利用可能になった時点で通知を送るとしている。 Siriを利用して出来ることは、電話をかける、リマインダーを設定する、ミーティングを設定する、ウェブを検索する、メッセージを送信する、など様々。例えば、「週末の京都の天気は?」とSiriに聞くと、「週末の天気です」と言いながら京都の天気予報を表示してくれる。さらに、続いて「奈良はどう?」と聞いてみると、直前のやり取りを記憶しており、すぐに奈良の天気を探し出してくれる。 また、「何ができるの?」とSiriに聞くか、Siriが開いている時に画面の右下にある「i」をタップすると、Siriができることの例が、具体的な頼み方と一緒に表示される。 そのほか、Siriは使えば使うほど、音声認識アルゴリズムを使ってユーザーの声の特徴を学習し、言うことをより良く理解するようになる。ユーザーが増え、より多くの言語バリエーションにSiriが慣れていくと、地方語やアクセントの全体的な認識率が継続的に向上し、よりスムーズに機能するようになるという。 Siriは現在ベータ版であり、アップルでは今後も改良を続けていくとしている。