中学生のスマホ平均使用時間は平日80分、休日100分

 中学生がもっとも長い時間使用しているデジタル機器は「スマートフォン」で、平均使用時間は平日が1日80分、休日が1日100分に上ることが、ジェイアイエヌが8月26日に発表した「子どものデジタル環境の現状と保護者の意識」調査結果より明らかになった。

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平日と休日のデジタル機器使用平均時間の比較
  • 平日と休日のデジタル機器使用平均時間の比較
  • 中学生のスマートフォン使用目的
  • 各デジタル機器の平均使用開始年齢
  • デジタル機器の学習用ツールとしての活用状況
  • デジタル機器の使用が子どもの健康に影響を与えると思うか
  • デジタル機器が子どもの健康にどのような影響を与えると思うか
  • 子どもの睡眠時間が短くなった原因
 中学生がもっとも長い時間使用しているデジタル機器は「スマートフォン」で、平均使用時間は平日が1日80分、休日が1日100分に上ることが、ジェイアイエヌが8月26日に発表した「子どものデジタル環境の現状と保護者の意識」調査結果より明らかになった。

 調査は、デジタル機器を使用している小学4年生~中学3年生の子どもを持つ保護者1,200人を対象にインターネットによるアンケートを実施。調査時期は2014年5月。

 中学生がもっとも長い時間使用しているデジタル機器は1位「スマートフォン」、2位「テレビ(ゲームや学習用)」、3位「タブレット端末」で、スマートフォンがテレビを上回った。スマートフォンの平均使用時間は平日が1日80分、休日が1日100分に上る。中学生のスマートフォンの使用目的は、1位「LINE」、2位「ゲーム(アプリ)」、3位「インターネット検索」であった。

 使用開始年齢がもっとも低いデジタル機器は「テレビ(ゲームや学習用)」で平均5.8歳、次いで「携帯用ゲーム機」7.2歳、「パソコン」8.2歳、「スマートフォン以外の携帯電話」9.5歳となった。

 ICT教育が必要であると考える保護者は70.9%、子どもが通う学校で実際にパソコンなどを用いた授業を実施しているのは58.9%、学習用ツールとしてパソコンやタブレット端末を子どもに活用させることに前向きな保護者は88.2%に上る。

 多くの保護者がICT教育の推進に前向きである一方で、デジタル機器の使用が子どもの健康に影響を与えると思っている保護者は63.4%に上る。この割合は、中学生の子どもを持つ保護者で65.2%、スマートフォンを1日1時間以上使用する子どもの保護者で68.7%とさらに高まる。

 デジタル機器が子どもの健康にどのような影響を与えると思うか聞いたところ、最多は「眼(視力低下、網膜障害など)」88.8%、次いで「姿勢の悪化」64.3%、「睡眠」55.8%となった。実際に子どもが訴えた影響は「眼の疲れや痛み」で26.0%に上る。また、44.5%の保護者が「デジタル機器の使用」によって子どもの睡眠時間が短くなったと回答した。
《工藤めぐみ》

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