明治大学は4月26日、和泉キャンパスの新図書館について発表した。「入ってみたくなる図書館」がコンセプトで5月1日にオープンする。 東京都杉並区の和泉キャンパスに新しくできる図書館は、スタイリッシュな外観にホテルのラウンジのような解放感にあふれた館内。図書館には珍しくカフェを併設しており、コーヒーを飲みながらゆっくりと読書を楽しむことができる滞在型図書館だという。 新図書館は地上4階建てで総面積は9,000平方メートル。テーブル席やソファ席、ブース席などさまざまなタイプの閲覧席を用意し、総閲覧席数は1,227席。ベンチタイプの席を含めると、総座席数は1,259席となる。蔵書数は約30万冊からスタートし、最終的には約60万冊まで増やす予定だという。 通常、書庫は地下にある場合が多いが、同図書館では2〜4階にガラス張りの「積層集密書庫」を配置し、窓際にアート本などを並べている。また、書棚は通常よりも4度傾いた設計となっており、震災の際もすぐには書籍が落下しないしくみになっている。 1階に設けられたホール(124席)は講演会や図書館に関する授業など多目的に使用。今後はホールの外部貸し出しも行っていくという。 新図書館は同大学の学生や教職員以外にも、杉並区民(20歳以上)も登録して利用することができる。◆明治大学 和泉キャンパス新図書館所在地:東京都杉並区永福1-9-1 明治大学和泉キャンパス開館時間:平日8:30~22:00 土曜8:30~19:00オープン:5月1日(火)