立教大学、学生による「大学のあるまち」を提案

 立教大学経済学部、廣江ゼミナールの2年次生は、7月9日に開催される「立教通りの環境改善を考える集い」で、学生の視点から「大学のあるまち」への提案を行う。

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立教大学と立教通り
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  • 都市計画道路補助第172号線
 立教大学経済学部、廣江ゼミナールの2年次生は、7月9日に開催される「立教通りの環境改善を考える集い」で、学生の視点から「大学のあるまち」への提案を行う。

 立教通りは、池袋西口から立教大学キャンパスを経て山手通りに抜けるルートで、古くから多くの商店が軒を連ね、学生などで賑わっていた。しかし、立教通り南側に都市計画道路補助第172号線が2011年3月開通し、徐々に人や車の流れは新道路に移りつつある。

 廣江ゼミでは、新道路開通による交通の変化を、立教通りの環境を見直し、大学にアクセスする通りのあり方を考える良い機会と捉えた。5月26日、同ゼミ2年次生による「立教通りの環境改善に関する提案書(中間報告)」を高野之夫豊島区長に提出。同提案書を呼んだ高野区長が立教通りの環境改善に着手したいと提案したことから、今回の「会」が開催される運びとなった。

 「学生は4年間で卒業する」「休みの期間が長く地域に学生が滞留するとは限らない」など、地域と学生・大学との継続的な関係を築くことは難しく、地域にある商店街側からするとデメリットも多い。その反面、多くの若い世代が集い、知的活動を行う大学という「資源」が地域にあることは、直接の経済効果を超えた多様なメリットを生み出す。

 廣江ゼミでは、先に区長に提出した中間報告を発展させたプレゼンテーションによって、「立教通り」が大学という知的資源とそこに集う「人」を活かした「通り」となり、「大学のあるまち」を創ることへのきっかけとなることを期待する。

 当日は、ゼミ2年次生が3班に分かれてそれぞれ「美しい通り、快適な通り、安全な通り」を軸に提案。地域と商店会、区長をはじめ区担当部局の人々とディスカッションすることで、「大学のあるまち」の創造に向かって第一歩を踏み出す。

◆立教通りの環境改善を考える集い
日時:7月9日(月)17:30〜19:00
場所:立教大学池袋キャンパス太刀川記念館3階多目的ホール
《纐纈 敏也》

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