名古屋みなと振興財団は、「南極教室」を10月14日に名古屋港ポートビルで開く。対象は小学4年生以上で、南極観測船の見学や越冬隊員の講義などが行われる。地球でもっとも寒冷な南極での自然現象や昭和基地での仕事内容などを分かりやすく解説する。 同教室は南極や南極の観測事業などを多くの人々に理解を深めてもらうのが目的で、今回で9回目。 南極観測船ふじの船内見学、南極に生息するエンペラーペンギンの子育てについての解説や南極を題材にした映画などを上映。 さらに、名古屋大学から初となる女性越冬隊員として、今年の3月まで参加していた礒野靖子氏を招いて「南極、私が見た極地」と題した講義を行う。昭和基地において、大気観察を行うなどの研究に携わり、季節とともに変わる自然現象を体験。南極での仕事や楽しみなどを交えて、観測隊員としての生活を伝える。 参加者には修了書とエンペラーペンギンの羽毛がプレゼントされる。◆第9回南極教室日時:10月14日(日)13:00~16:00会場:名古屋港ポートビル4階会議室対象:小学4年生以上定員:80人参加費:500円内容:ふじ船内見学、講義、映画上映、ペンギンの卵の標本や南極装備品の展示など講師:礒野靖子氏(名古屋大学太陽地球研究所、第52次日本南極地域観測隊越冬隊員)応募方法:往復はがきで申し込む。詳しくはホームページで確認を。締め切り:10月4日必着。