リクルート、新卒採用の適性検査SPIを約10年ぶりに改良

 リクルートは、採用向け適性検査「SPI2」を約10年ぶりに改良し、2013年1月より「SPI3」の提供を開始する。若手社員の早期離職やメンタル不全といった、いわゆる「不適応」問題に悩む企業のニーズに対応して開発したという。

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「SPI3」ウェブサイト
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 リクルートは、採用向け適性検査「SPI2(エス・ピー・アイ・ツー)」を約10年ぶりに改良し、2013年1月より「SPI3(エス・ピー・アイ・スリー)」の提供を開始する。若手社員の早期離職やメンタル不全といった、いわゆる「不適応」問題に悩む企業のニーズに対応して開発したという。

 適性検査の代名詞としても定着している「SPI(エス・ピー・アイ)」とは、Synthetic Personality Inventory の略で、入社後に継続的に成果を生み出す力の元となる資質を「知的能力」と「性格」の2種類に分け、測定することができる適性検査だ。効率的、客観的に測定できるため、採用に活用する企業は多い。1974年に初代SPIを提供開始以降、40年の実績を持つ。2010年度は8,610社が利用し、123万人が受検した。

 「SPI3」は、これまでの性格や能力の把握に加え、「困難な場面」を想定した人物特徴や、組織の中であらわれやすい性格特徴を測定する。これにより、企業の組織文化・風土との適性を把握することができる。また、「面接支援報告書」と「育成支援報告書」を新たに提供し、各種報告書も見やすく改良している。

 近年、企業や学生を取り巻く社会の変化に伴い、入社後の「適応」に対する関心が高まっている。「SPI3」は、若手社員の早期離職やメンタル不全といった、いわゆる「不適応」問題に悩む企業のニーズに対応して開発した。適性検査業界シェア3位のヒューマネージも、2012年7月にグローバルリーダーシップ適性検査「U1」をリリースしている。国内のみならず、どんな環境でも安定してリーダーシップを発揮できる人材かどうかを診断するもので、「あらゆる環境下で力を発揮できる真のリーダーシップの素質」を見極める。

◆「SPI3」商品概要
提供開始日:2013年1月4日(金)
実施形態:テストセンター、インハウスCBT、WEBテスティング方式
実施時間:性格検査約30分、能力検査約35分
結果報告の所要時間:受検完了後即時報告
費用:テストセンター方式/標準プランの場合5,500円
《編集部》

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