私立大学の4割が赤字経営…帝国データバンクが実態調査

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赤字大学の内訳
  • 赤字大学の内訳
  • 2009~2011年度の業績(赤字・黒字)比較
  • 業績(増収・減収)比較
  • 2011年度収入高別動向
 帝国データバンクは19日、私立大学の経営実態調査結果を発表した。全国482校の私立大学のうち、4割が赤字経営の実態にあることが明らかになった。

 調査は、全国の私立大学605校のうち、同社の企業概要データベース「COSMOS2」(143万社収録)から学校法人の私立大学(短期大学を除く)482校を抽出、分析した。

 2011年度の損益が判明している359校のうち、黒字大学は213校(59.3%)、赤字大学は146校(40.7%)。このうち、2009~2011年度の「3期連続赤字」の大学は、赤字大学146校中86校と、6割弱を占めた。「3期連続赤字」は、「創立100年以上」の大学でも17校あった。2011年度に「赤字転落」となったのは45校だった。

 また、2011年度の収入高が判明している452校の2009~2011年度の増収・減収比較では、「2009~2010年度減収」の大学は215校だったが、「2010~2011年度減収」は227校に増加。半数の大学が減収だったことが判明した。

 収入高別に見ると「10~50億円未満」が207校(45.8%)で最多。次いで「50~100億円未満」が106校(23.5%)、「100~500億円未満」が95校(21.0%)。収入高が「1000億円」を超えたのは、「創立50~100年未満」3校と「創立100年以上」3校の計6校だった。中には、創立10年未満で「収入高10~50億円未満」の大学も1校、創立100年以上で「収入高10億円未満」の大学も2校あった。

 同社では、「今後生徒数が減少し、補助金も削減となると、全国の私立大学の財務基盤悪化が加速する可能性もある」と分析している。
《奥山直美》

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