東京都は12月6日、ノロウイルス等の感染性胃腸炎が警報基準を超えたことを受け、都内での感染性胃腸炎の流行警報を発令した。一人ひとりが手洗い等を徹底し、感染予防に努めるとともに、高齢者や乳幼児の施設においては十分な感染防止対策をとるようにと呼びかけている。 発生状況としては、都内262小児科定点医療機関からの報告による第48週(11月26日~12月2日)の患者報告数は23.6人/定点。患者報告数が20.0人/定点を超えたのは、都内31保健所中20保健所で、管内人口の合計は東京都全体の79.7%になるという。 なお、流行警報基準は、感染症発生動向調査による定点報告において20人/定点(週)を超えたすべての保健所の管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合としている。