SFアニメ「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」を代表作にもつ国民的漫画家・松本零士の画業60周年を記念した作品展が3月27日より銀座三越8階ギャラリーで開催される。この作品展は、今年75歳となる松本氏にとっても生涯初の本格的な個展となる。今回、「銀河鉄道999」のキャラクター・メーテルや鉄郎の描き下ろし作品(水彩画)や「宇宙戦艦ヤマト」のキャラクター・沖田艦長、キャプテン・ハーロックなどのセリフを墨で描いた書画、ほかに版画など約40点を展示・販売する。松本氏は、1938年福岡県久留米市生まれ。本名・松本あきら。15歳のときに雑誌「漫画少年」の公募で第1回長編漫画新人王に選ばれ、漫画家デビュー。高校生のときから毎日小学生新聞や毎日中学生新聞に漫画を寄稿し、学費にあてていた。高校卒業後に上京、雑誌「少女」や「少女クラブ」で描く少女漫画家として出発。1965年頃から『松本零士』の名義を使用。「週刊少年マガジン」に連載していた「男おいどん」が大ヒットし、出世作となる。1970年代半ばから1980年代にかけてアニメ製作に積極的に関わり、「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」で松本アニメブームを巻き起こした。2010年には旭日小綬章、2012年にはフランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章している。また、3月31日(日)の午後2時から午後4時30分まで、松本氏本人が来場し、サイン会を行う。【イベント情報】松本零士作品展会期:3月27日(水)から4月2日(火)まで場所:銀座三越8階ギャラリー