3月9日の公開の『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』が、快進撃を続けている。公開前から劇場前売券が25万枚を突破、さらに公開後の週末興収は2週間連続1位、公開16日間で興収20億円、動員180万人を突破した。配給によれば興収は最終的に40億円以上を見込む。2006年から始まった新シリーズで最高成績を記録になる見込みだ。現在も全国353スクリーンで上映中だ。こうしたなかで本作にて、映画ドラえもん」シリーズが大きな記録を達成した。シリーズ全34作品の累計動員数が、なんと1億人の大台を突破した。日本の人口にも匹敵する巨大な数字だ。これは邦画シリーズではこれまで動員数で過去最高であった「ゴジラ」シリーズ28作品の9900万人を超えて歴代1位となる。1億円人突破は邦画では初だ。年月を超えて愛される「ドラえもん」ならではの積み上げだ。「映画ドラえもん」シリーズは、1980年の『映画ドラえもん のび太の恐竜』の大ヒットからスタートした。1作目の成功を受けて、以降は2005年に一度休んだだけで毎年劇場映画が作られている。2005年のお休みは、全声優の新世代へのバトンタッチ、そして制作メインスタッフも一新するポイントとなったためだ。2006年以降は「原作回帰」をテーマに、新時代の「映画ドラえもん」を目指している。本年のヒットの要因は、長年作品でお馴染みになっている“ひみつの道具”にフォーカスしたことだとの指摘も多い。子どもたちのワクワク感を盛り上げる。オリジナルストーリーでの挑戦が、見事に成功したかたちだ。『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』http://doraeiga.com/2013/ 原作: 藤子・F・不二雄監督: 寺本幸代主題歌: Perfume(「未来のミュージアム」)脚本: 清水東 演出: 山岡実 キャラクターデザイン: 丸山宏一 美術監督: 土橋誠録音監督: 田中章喜[キャスト]ドラえもん: 水田わさびのび太: 大原めぐみしずか: かかず ゆみジャイアン: 木村昴スネ夫: 関智一ドラミ: 千秋