猛暑でも冷えに注意、冷え性から熱中症体質に

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冷え性(症)だと自覚している女性(血めぐり研究会公式サイトより)
  • 冷え性(症)だと自覚している女性(血めぐり研究会公式サイトより)
  • 昨年の夏(7‐8月)に感じた身体の不調(血めぐり研究会公式サイトより)
  • 冷え性(症)の女性で昨年の夏(7‐8月)に感じた身体の不調(血めぐり研究会公式サイトより)
  • 内外冷えに関する図(作成:川嶋朗氏)
 関東甲信越地方が梅雨明けしてからというもの、毎日切れまなく「猛暑日」と「熱中症」がニュースで取り上げられている。

 去る7月11日にNHKが発表した気象庁の情報によれば、猛暑が続いている理由は「太平洋高気圧」と「チベット高気圧」のふたつの強い高気圧が日本列島に覆いかぶさっているのが原因だという。また、ふたつの高気圧の勢力を強めている「台風7号」が日本の南に居座り続けているため、しばらくの間、気温の高い状態が続くと予想されている。高気圧と台風が去るのを待つ間、私たちは「熱中症を防ぐ対策」を行う必要があるだろう。

 そんなおり、熱中症体質を招く原因のひとつに「冷え症」があると、血めぐり研究会 supported by Kaoが発表した。

 同研究会は、2007年に発足以来、「現代女性のさまざまな身体の不調、美容の悩みは、冷え、そして血めぐり(血行)不良から引き起こされることが多い」という観点から、血めぐりを大切と思う医師や企業が集まって、血めぐりの改善に役立つ情報を発信している。このたび、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の20代から50代の女性400名を対象に、インターネット調査を実施し、以下のような結果を公開した。

 調査によると、女性の約8割が「冷え症(性)」であると自覚しており、昨夏に身体の不調を感じた女性のうち、冷え症(性)の人は約8割で、それらの女性は「だるさ」(79.6%)、「発汗」(61.6%)、「胃腸の不調」(59.5%)などの体調不良を抱えていた人が多いことが分かった。

 この結果に対し、同研究会の代表であり、東京女子医大付属青山自然医療研究所クリニック所長の川嶋朗氏は、『今夏は例年にも増して厳しい暑さが予想されています。「熱中症」対策として、冷たい飲み物や食べ物を頻繁に摂取したり、常時冷房が効いている環境に身を置くことで、内から外から身体を冷やし続けてしまう機会が増えると考えられます。「冷え」が原因で体調を崩しやすい方は、この「内外(ないがい)冷え」に注意が必要です。夏でも「冷え症」になり、外部環境に応じた体温調整が上手くできない身体=「熱中症」体質になってしまうため、注意が必要です』とコメントしている。

 内外冷えを繰り返すと、全身の“血めぐり不良”を引き起こし、冷え症になる可能性があるという。冷え症になると、自律神経のコントロールが上手くいかない状態になり、外部環境に合わせて体温調整がしにくい体質となる。熱中症も、体温調整が上手くできず、体温が上昇することで発症する病のため、冷房で冷えた屋内から暑い屋外に出た際、急激な温度差に対応できず、体温が急上昇して熱中症になってしまう可能性が高くなってしまう。すなわち「冷え症」=「熱中症」体質という裏腹な状態を招いてしまうという。

 また、今回の調査で「内臓冷え」を感じている女性は、熱中症の代表的な症状とされる「だるさ」(81.1%)、「疲労」(81.1%)、「頭痛」(59.8%)、「めまい」(52.8%)、「食欲低下」(44.5%)などの不調に悩まされていることが分かった。

 では、自分の内臓が冷えていることをどうやって自覚したら良いのだろうか。同研究会によると、お腹に手をあてて“ひやっ”と手のひらが感じたら、胃腸が冷えている可能性があるという。そんなときは、以下のような方法を実行すればよいとのこと。

 ■内臓を温める方法と冷え対策
 ・朝昼の食後に「暖かい飲み物」で胃腸を温める
 ・「炭酸ガス入浴剤」入りのお風呂で身体を温める
 ・38度から40度の「ぬるめのお湯」に10分から20分つかる
 ・ぬるめのお湯は副交感神経が優位になり疲労回復に効果的
 ・お腹や腰、首もとに、市販の温熱シートを貼る
 ・温熱シートを常備して冷えを感じた時に活用する

 猛烈な暑さを和らげて熱中症を防ぐために、体を冷やす必要があるが、その「冷え」が熱中症の原因になるようだ。今年の夏を健康に過ごせるように、体調管理に気を付けよう。

熱中症の原因は冷え? 内臓の冷えに注意

《ダイエットクラブ編集部》

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