【高校野球】春のセンバツ2014 4日目結果と5日目のみどころ

 3月21日に開幕した第86回選抜高校野球大会、4日目の24日は1回戦3試合が行われた。明徳義塾と智弁和歌山の3時間を超える激闘を制したのは2002年に全国制覇の経験を持つ明徳義塾だった。そのほか、試合結果と大会5日目(25日)の見どころをまとめた。

趣味・娯楽 スポーツ
日本高等学校野球連盟
  • 日本高等学校野球連盟
  • 組み合わせ表
 3月21日に開幕した第86回選抜高校野球大会、4日目の24日は1回戦3試合が行われた。明徳義塾と智弁和歌山の3時間を超える激闘を制したのは2002年に全国制覇の経験を持つ明徳義塾だった。そのほか、試合結果と大会5日目(25日)の見どころをまとめた。

【第1試合】智弁学園(奈良)7-2三重(三重)
 夏の甲子園16回出場の名門智弁学園とセンバツでの全国制覇の経験がある三重との対戦は終始智弁学園がリード。初回に4番・岡本の本塁打で1点を先制すると、4回の2死二三塁の場面で7番・岩田、8番・吉田による適時打でさらに3点を追加、一気に引き離しにかかる。

 その後も6回に岡本が本試合2本目となる本塁打を放つなど、振り返れば7点をあげた。三重は4回に4番・西岡の打球がレフトスタンドに吸い込まれ大会第4号となるソロ本塁打で流れを作るも、後続が倒れ追い上げることができなかった。

【第2試合】関東第一(東京)4-2美里工(沖縄)
 春のセンバツで準優勝経験のある関東第一と春夏通じ初出場となる美里工の対戦は、逆転劇が繰り広げられた。7回まで2点を追う関東第一が8回裏に3番・伊藤、4番・山口が出塁すると7番代打・清の死球で2死満塁に。続く8番・五十嵐がライト前2点適時打で2点を取り返しゲームを振り出しに戻すと、9番・臼井があわや本塁打かと思うようなフェンス直撃の2点適時三塁打で4点と勝ち越しに成功、見事逆転勝利を収めた。

 美里工は3回に3番・花城のセンター前適時打で先制、7回に1番・宮城のレフト前適時打で2点目を追加するも、関東第一の猛攻に敗れた。

【第3試合】明徳義塾(高知)3-2智弁和歌山(和歌山)
 昨年夏の甲子園でベスト8入りを果たした明徳義塾のエース・岸投手と春夏合わせて3回の優勝経験を持つ強豪・智弁和歌山のエース左腕・斉藤との投手戦となった試合は延長15回までもつれ込み、明徳義塾が勝利を収めた。2回に智弁和歌山が先制すると5回に明徳義塾が1点を返すシーソーゲームで、6回以降両校ともに得点を許さず延長戦へ。

 12回に智弁和歌山の3番・山本がライトへ第6号ソロ本塁打を放てば、続く明徳義塾の攻撃で交代した投手・東妻から1番・尾崎がスクイズで同点に追いつく息をのむ展開に。しかし、最終15回裏、明徳義塾の攻撃、1死満塁で迎えた7番・森への暴投で三塁走者が生還しサヨナラ勝ち。まさかの幕切れとなった。

 大会5日目となる25日には第1試合に春夏通じて初出場となる広島新庄(広島)と夏の甲子園出場経験がある東海大三(長野)が登場。第2試合では秋季四国大会で準決勝・決勝と完封したエース左腕・神野擁する今治西(愛媛)と全国制覇の経験を持つ桐生第一(群馬)が対戦する。第3試合では春夏通じ甲子園初出場の大島(鹿児島)と春のセンバツ出場回数は史上最多38回を誇る龍谷大平安(京都)との戦いとなる。
《田邊良恵》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top