高校生が考える、みんなが笑顔になる方法「デザセン2014」のアイデア募集中

東北芸術工科大学は、高校生の視点で社会や暮らしの問題・課題を見つけ、その解決方法を提案する「全国高等学校デザイン選手権(通称・デザセン)」を開催。現在、参加者を募集している。

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デザセン2014
  • デザセン2014
  • デザセン(2013年の模様)
  • デザセン(2013年の模様)
  • デザセン(2013年の模様)
 東北芸術工科大学は、高校生の視点で社会や暮らしの問題・課題を見つけ、その解決方法を提案する「全国高等学校デザイン選手権(通称・デザセン)」を開催。現在、参加者を募集している。

 デザセンは、東北芸術工科大学が1994年から「明日の社会を見つめ、明日の世界を創造する」をテーマに行われ、今回で21回目の開催。昨年は韓国からの11校を含む108校、935チームと過去最多の参加数となった。

 参加方法は、同じ高校に通う2人または3人のチームを作り、日常の生活や周囲の人が抱える問題など、現状を調べて解決方法を考え、思いついたアイデアを企画書に分かりやすくまとめる。

 企画書は1次審査、2次審査が行われ、10チームに絞られる。10月26日に行われる決勝大会では、自分たちの企画を7分間プレゼンテーション。審査委員長は放送作家の小山薫堂氏、そのほか、ユニバーサルデザイン総合研究所の赤池学所長、作家の大宮エリー氏、ニワンゴの杉本誠司社長らが審査委員に加わる。デザセンでは、自分の考えを相手に伝え、問題や価値を共有するために、プレゼンテーションも大切なデザインの1つと考えられ、審査に考慮されている。

 昨年の優勝校、富士北稜高等学校(山梨県)は、年に1日、男女の制服を交換して1日を過ごす「Sexchange Day」を発表。身近な常識である「男らしさ」、「女らしさ」から離れてみることで、「あたりまえ」が消え、あるがままの社会と自分が浮かび上がる。他人の判断を尊重し、多様性を持った寛容な社会が生まれ、いろいろな問題が解決できるのではと提案している。

 応募は、ホームページから用紙をダウンロードして申し込む。

◆デザセン2014(全国高等学校デザイン選手権)
テーマ:高校生の視点で社会や暮らしのなかから問題・課題を見つけ、その解決方法を分かりやすく提案する。
応募資格:同じ高校に通う2~3人で1チームとし、1チーム1提案で応募する
1次審査:ホームページから応募用紙、企画書を出力し、必要事項など記入のうえ、大会事務局に郵送
締め切り:7月2日(水)
2次審査:提案の内容をA2サイズのパネルに分かりやすく平面で表現し、提出。文章、イラスト、図表、写真など表現方法は自由
締め切り:9月3日(水)
決勝大会日:10月26日(日)
会場:東北芸術工科大学
[表彰]
優勝(文部科学大臣賞・1チーム):優勝旗、トロフィー、賞状、副賞(24万円相当)
準優勝(1チーム):トロフィー、賞状、副賞(12万円相当)
第3位(1チーム):トロフィー、賞状、副賞(6万円相当)
※上位入賞3チームは、ソウルで行われるデザイン交流プログラムに招待
市民賞(1チーム):賞状、副賞(3万円相当)
大学生賞(1チーム):賞状、副賞(3万円相当)
高校生賞(1チーム):賞状、副賞(3万円相当)
入賞(4~7チーム):賞状、副賞(1万5千円相当)
入選(30チーム):賞状
学校賞(入賞・入選を果たした高校):賞状、副賞(教育費として1万円相当)
《水野こずえ》

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