河合塾グループの日本教育研究イノベーションセンター(略称:JCERI)は東京大学大学総合教育研究センターと共同し、高大連携の新たな発展のため「高校におけるアクティブラーニング」を推進する研究プロジェクトを発足させることを発表した。 アクティブラーニングとは、グループディスカッションやディベート、グループワークなどによる課題解決型の能動的学修のこと。文部科学省に設置された中央教育審議会においても、アクティブラーニングを次期学習指導要領に反映することについて検討がなされており、知識を獲得するだけでなく、身につけた知識を活用して課題を解決する力が重視される傾向にある。 日本の大学教育においては2000年代にアクティブラーニングが導入され、教育現場に普及しはじめている。初等中等教育においても注目されるところとなっているが、高校においてはいまだ十分に普及しているとは言えない状況だという。 このたびの同プロジェクトでは、日本全国の高校を対象に、アクティブラーニングの実施に関する基礎調査を実施し、先進授業事例を収集。情報はWebポータルサイトで無償公開するなど、JCERIと東京大学の両者の知見を統合しさまざまな施策を実行していく予定。また、教育の革新を目指す高校の教育関係者・大学関係者による強固なコミュニティーづくりを支援していくという。 同プロジェクトの成果は、高校現場の教職員や社会で活躍する人材育成を目指す方向けに発信していく考えとのこと。
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