博報堂、「勉強したくなる机」を開発

 博報堂は5月8日、「勉強したくなる机」をコンセプトとした学習支援プロダクト「WRITE MORE」を開発したと発表。クロスモーダル技術を活用し、大きな筆記音を聞くことで書き手の作業効率や継続意欲を高めることが期待できるという。

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「WRITE MORE」
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 博報堂は5月8日、「勉強したくなる机」をコンセプトとした学習支援プロダクト「WRITE MORE」を開発したと発表。クロスモーダル技術を活用し、大きな筆記音を聞くことで書き手の作業効率や継続意欲を高めることが期待できるという。

 同社は、神戸市を中心に全国各地の自治体、大学等が参加するソーシャルデザインプロジェクト「issue+design」との協働により「WRITE MORE」を開発。人は筆記音を聞くことで書くことに夢中になり、美しい線や文字を早く書けるようになるという東京大学大学院の研究を応用し、筆記音を増幅させ、特に子どもたちが文字や絵を描く際の継続意欲や作業効率、学習への楽しさを高めていくことができるという。

 今回の開発に活用されているクロスモーダル(感覚間相互作用)技術とは、揺れる風鈴を見てそこから出る音を聞いて涼しく感じるように、5つの感覚が互いに交わり相互に作用しながら生まれる感覚の仕組み。得る感覚や体験そのものを自由に設計できるものづくりやサービスデザインに活かせるとして近年注目されているという。

 利用にはiPhoneと専用アプリが必要となる。ボードのコードをiPhoneのイヤホンジャックに挿してスイッチを入れ、ボードの上に専用の練習帳または好きな紙を置いて鉛筆で文字などを書くと筆記音が大きくなる。さらに、アプリ画面で好きなボタンをタップすると、筆記音がいろいろな音に変化する。

 同社では、今後もissue+designとの協働により、最先端の科学技術やテクノロジーと広告会社の持つデザインやクリエイティビティを組み合わせ、社会課題を解決するためのものづくりに取り組んでいくという。
《荻田和子》

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