「海外初チャレンジ応援」枠新設…トビタテ!留学JAPAN 4期生募集

 日本学生支援機構は、官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の第4期派遣留学生の募集を開始した。募集人数は500人で、今回から「海外初チャレンジ応援」枠を新設し渡航経験の少ない学生を募集するほか、家計基準も緩和された。

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 日本学生支援機構は、官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の第4期派遣留学生の募集を開始した。募集人数は500人で、今回から「海外初チャレンジ応援」枠を新設し渡航経験の少ない学生を募集するほか、家計基準も緩和された。

 同プログラムは、官民協働で取り組む海外留学支援制度で平成32年(2020年)までに学生の海外留学を倍増するのが目的。学生自ら明確な目的に基づき立案・作成した留学計画を支援し、多様な経験の機会を提供する。

 対象は、日本の高等教育機関に在籍する日本人学生等。支援内容は、海外留学費用(奨学金、渡航費、授業料の一部)の給付、留学事前・事後に行う研修の提供、継続的な学習や交流の場としての留学生ネットワークの提供。

 募集コースは、「理系、複合・融合系人材コース」(220人)、「新興国コース」(80人)、「世界トップレベル大学等コース」(100人)、「多様性人材コース」(100人)、「地域人材コース」(地域事業ごとに異なる)の5つ。対象となる留学は平成28年4月1日~10月31日までに開始し、留学期間が28日以上2年以内(3か月以上推奨)。

 今回から、「海外初チャレンジ応援」枠を新設。海外の渡航経験が少ない学生(海外累計滞在日数が半月程度以内)の留学を応援する枠を全体の1割程度設ける。また家計基準が緩和され、日本学生支援機構の第二種奨学金の家計基準を超える学生も、支援予定人数全体の1割程度を支援する。ただし、支給する現地活動費は一律10万円の支給で渡航費、授業料は通常の学生と同条件になる。

 さらに、「新興国コース」の要件から「ビジネスを視野に」を削除し、「現地語(英語以外)の習得、異文化理解等の学修」を追加し、新興国への興味のある学生を広く支援する。「世界トップレベル大学等コース」の要件に「大学の場合には、通常の講義(語学は除く)に出席し、単位が修得できる学生を対象」を追加している。

 応募締切は10月30日(在籍大学により異なる場合がある)、書類審査は11月中旬~12月中旬、面接審査を平成28年1月16日、17日を予定している。採否決定は2月上旬。事前研修は3月と6月。原則として、帰国後1年以内に年4回開催する事後研修(1泊2日)のいずれかに参加する。

 第4期生の説明会を7月7日大阪、京都、8日仙台、岡山、9日札幌、博多、10日東京で開催する。1期、2期で合格した先輩の体験談や留学計画書の作成ワーク、参加者同士の交流も行われる。事前予約が必要で、詳しい内容はホームページで確認できる。学生向けにはオンラインで放映もする。
《田中志実》

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