「iPhoneがもらえる・ウイルスに感染」はブラウザを閉じて無視を

 IPA(情報処理推進機構)技術本部セキュリティセンターは4日、今月の呼びかけ「iPhone人気に便乗していると考えられる手口にご注意を」を公開した。

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当選の景品としてiPhoneがもらえるという手口の流れ(IPAのリリースより)
  • 当選の景品としてiPhoneがもらえるという手口の流れ(IPAのリリースより)
  • セキュリティアプリのインストールを促す偽の警告(IPAのリリースより)
 IPA(情報処理推進機構)技術本部セキュリティセンターは4日、今月の呼びかけ「iPhone人気に便乗していると考えられる手口にご注意を」を公開した。

 それによると、6月以降、「ウェブサイトの閲覧中にiPhoneがもらえるというメッセージが表示された」あるいは「iPhoneがウイルスに感染したという警告が表示された」という相談が増加しているという。

 これらのメッセージは、クレジットカード情報を入力させるための詐欺、あるいは偽アプリをインストールさせるための詐欺と考えられる。IPAでは、iPhoneやApple Watch、それに類する人気商品に便乗した犯罪だとして注意を呼びかけるとともに、その具体的な手口を紹介している。

 「ウェブサイトの閲覧中にiPhoneがもらえるというメッセージが表示された」というケースでは、アンケートへの回答を促され、最終的には「賞品の発送のために必要」という名目で、氏名・住所・メールアドレス・クレジットカード情報などを入力させようとする。これらの個人情報を詐取するのが目的と考えられるため、情報は一切入力してはならず、もしクレジットカード情報などを入力した場合は、早急にカード会社への連絡などが必要だろう。

 また「iPhoneがウイルスに感染したという警告が表示された」というケースでは、ウイルス駆除画面などが表示され、さらにセキュリティアプリなどのインストールが推奨される。しかしこれも、見せかけの駆除画面で、セキュリティアプリに見せかけたウイルスなどが導入される。

 IPAでは、こうして手口にだまされないよう、すぐブラウザを閉じて無視するよう呼びかけている。

Appleなどの人気製品に便乗したフィッシング詐欺に注意

《冨岡晶@RBB TODAY》

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